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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年07月15日

山鳩は煮ても焼いても食えない!?

 ここ数日、睡眠不足なので、すみませんが今日は書き起こしもコメントもなしです。。。

 代わりに、数日前に見つけた面白い動画を紹介します。
 ↓これ、笑えます。

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Posted by なまくら at 23:20Comments(2)売国政党

2009年07月15日

思い切った剪定を その1

 今日(やっぱり日付が変わって昨日)のテーマは企業のお話でした・・・が、のっけから笑わせてくれました。


武坊
 GO!GO!NEWSのコーナーです。
 昨日は、「えーっ?アソコとアソコが、もしかして、引っ付くの!?」ていう大きなニュースが飛び込んできましたよね。

淳ちゃん大爆笑
武坊
 アソコとアソコって、そんな反応示さなんな!あんたが!何を!嫌だわぁ、この人は!企業の話ですがな!

 昼間っから全壊ですね危険

淳ちゃん
 あそこ、というのは、一つはサントリーですよね。で、もうひとつのあそこ、というのは、キリンですよね。
武坊
 そうそう、そうですわ。
淳ちゃん
 サントリーホールディングス(以下SHD)の首脳が昨夜ですね、キリンホールディングスとの経営統合交渉について、トップ同士で話をしています、年末から年明けにかけて合意を発表できればいい、と語ったという事なんですね。
 統合方法については、両者が対等な形でなければやらない、と述べ、持ち株会社も統合した上で傘下のビールとか、あと飲料などの事業会社を順次統合していく形などが想定される、と説明しています。
 また、サントリーは非上場なんですよ。上場してないんですね。このサントリーが統合後に上場企業になる可能性については、「そうなるかも知れない」と述べました。
統合相手にキリンを選んだ理由については、・研究開発や品質管理が優れている、・経営統合はグローバルに事業展開するには必要な事だと説明しました。
 このグローバルに事業展開する、というのがキーワードだと思いますよ。
武坊
 そうですね…両方ともさあ、とても安定した企業だし、
淳ちゃん
 そうですね、老舗やもんね。
武坊
 学生が本当に入りたい企業のいつもベスト3くらいに入ってきている…
淳ちゃん
 「別にそんな、統合せんでも良いっちゃねぇと?」という声も聞かれますけど
武坊
 でもこういった事業統合の多くはね、少なくとも、当事者のどっちかが、もしくは両方が“差し迫った何か”があるから、ていうのが多いみたいですよ?
淳ちゃん
 “差し迫った何か”
武坊
 うん、だって、その2つの企業は人間集団でしょ?その人間集団には、それぞれの会社の論理、理念っていうものがあるじゃないですか。
 だから、外的な外圧がなければ、わざわざ事業統合に踏み出そうなんてしない、ていうのが普通ですよ。
 これを、人間集団、ていうのを家庭に例えてみれば、やっぱ家族は、核家族が楽でしょ?自分の影響力をストレートに伝播できるんだから…
淳ちゃん
 自分の影響力を、確かにそうやって響かすことができる、反対に目が行き届くというか…
武坊
 そうそう。それをじゃあ、小姑も一緒に住みましょう、とか、遠くに住んでたお姑さんを引き取りましょう、ていうのは、それなりに切迫した何か外圧が加わったか、いた仕方ない事情が無い限り、望んでそうしようとはしないじゃない?
淳ちゃん
 確かにね。
武坊
 で、そういう風に、家庭でもそうだけど、引っ付けば、それなりの軋轢だとか色んな力学が生まれる…
淳ちゃん
 そりゃそうやわぁ。特に会社なんていうのは、経営方針とか理念なんかも色々違うだろうからねぇ。
武坊
 で、まあ、その外圧の先には、それに踏み切る以上は、事業統合によって大きなメリットがあると信じたいわけですよ。
淳ちゃん
 力を合わせて?
武坊
 うん、だから、キリンとサントリーが今まで持っている営業利益っていうのがありますわ。これを、例えば100と100なら、合わせれば200になる、となると、海外の大手食品会社に対して対抗できる、ていう、非常に簡単に見れば、そういうような計算式になる。
淳ちゃん
 だからSHDの首脳が言った、研究開発や品質管理が優れているから、この経営統合は、グローバルに事業展開するにはキリンさんが必要なんですよ、という説明をしたそうです。
武坊
 そうそう、ただ、こういった話が出てくる時っていつもすごく急いでいることが多いんですよ。そんな、のんびりのんびりで良いんだったら、逆にしない方がマシ…
淳ちゃん
 しない方が良いだろうし、もっと小っちゃい所を教育していって自分色に染めていった方が良いもんねぇ。
武坊
 そうそう。で、今こうやって表に出てきたんですけれども、もし、この事業統合が成立しなければ、話がお流れになる可能性もあるわけでしょ?となったら、別の道をすぐに見つけなければならない状況に置かれているからこそ、この事業統合に踏み切ろうとしているわけですよね。
 だから、要は早く決めたいんですよ。どっちにするのか。
淳ちゃん
 ああ、YESか、NOか。
武坊
 そう。で、さっき言いました、足し算の目論見はありますわな。
淳ちゃん
 100と100で200ね。
武坊
 あっちの開発部門は素晴らしい、こっちの品質管理も素晴らしい、それが合わさったら俺達は日本で最強だ、まあ日本じゃ最強でしょうけれども。売上もね。
 でも、そんな風に簡単に別の組織が1+1=2になるのか、て言ったらですね、実はそうじゃないよ、ていうのを、これネットの証券会社の所で大きな成長を遂げた松井証券、ていうのがありますよね。そこの松井道夫さん、社長か会長かな?(※社長です)がおっしゃっている“決断方程式”ていうのがあるのよ。この人の、面白い…
淳ちゃん
 “決断方程式”
武坊
 つまり、組織においては1+1=2とか2-1=1ではない、て言ってるんですけれども、この人、2つ方程式を立てています。“捨てる決断方程式”、2-1=3、て言ってます。
淳ちゃん
 プラスになっちゃったね?
武坊
 そう。と、“加える決断方程式”これはね、2+1=1、て言ってます。
淳ちゃん
 あら?マイナスになっちゃっいましたね?
武坊
 うん。これ、算数の答えとしては間違いですよね。でも、人間の心理を考えると、これ、正しい方程式になる、ていうんですよ。
 つまり、捨てる決断の場合ね、2あったものから1マイナスすると、そこに穴があいちゃうわけでしょ?今までいた人がいなくなっちゃう。
 となると、その穴を何かで埋めよう、と皆で懸命に考えるじゃないですか。そこから何かが生まれる、て言うんですよ。
淳ちゃん
 知恵
武坊
 うん。あるいは1をマイナスしたことによって、言ってみれば、その人が組織の厄介者だったりとか、組織のうまく情報が伝達しない癌になっているような人がいたりするじゃない。そういう人がいなくなった途端に急に皆がスムーズにお仕事できるようになったりとかもするから、意外と思い切って枝を落とせば、幹は太る、て言ってるんですよ。
淳ちゃん
 ほう、栄養が行き渡るわけやね。
武坊
 幹にね。「この枝も大切、この枝も大切」て言って、細い枝がワーと茂ってても幹はいつまでも太りませんよ、と。
では、その加える決断に関して言えば、1が加わったためにそれまであった2の人たちが「おい、1人増えたから楽になったな」て、緩む、て言うんです。あるいは、ねじれがでてくる。要するに、そこで派閥ができる、で色んな事があるじゃないですか。
 だからどっちかって言うと、“捨てる決断方程式”の方が組織は伸びる、て言うんです。言ってみれば、植木の剪定ですよね。剪定した方が伸びるんですよ、ていう発想なんですね。
 でも、事業統合っていうのは、足し算の方程式でしょ?
 だから、大本の足し算は前提として捨てられないでしょうから、じゃあ、大本ひっ付いた時に色んな重複部署がでてくるでしょ?経理だって、営業だって、開発部門だって、×2の人数はいらない。×1.2か1.3くらいで良いはずですよ。となると、100人に100人が集まって200人はいらないから、70人から80人は他の部署に行って泣いてもらう、ていう事になりますわ。この引き算が大変みたいね。
 で、そういう風な引き算をするのって、組織がひっ付いたばかり、て皆浮足立ってるからさ、落ち着いてからやるわ。人事異動は。
淳ちゃん
 でも、そんな事やってたら…
武坊
 て言うでしょ?駄目らしいね。
 やっぱ浮足立っている時に切る時は切っちゃわないと、組織と組織がひっ付くためには、前も言いましたけれど、溶接、て言って、溶けてる間に、接してひっ付けておかないと、ぴしゃ、てひっ付かないらしいね。
淳ちゃん
 そしたら、経営統合された場合はね、凄いお祭り騒ぎに表面的には、例えば、コマーシャルとかイベントとか凄いだろうけど、その陰にはそういうシビアな事が行われている…
武坊
 そりゃ、内部的にはかなり…それで日の目を見る人もいれば、バサッと切られる人もいるので、ま、株価は上がってるけれどもさ、今は。大変だと思うよ。大変だからこそひっ付こうとしてるんだから。
淳ちゃん
 それくらいしないと、世界相手には競争できないんでしょうね?
武坊
 そういうことでしょうね。
淳ちゃん
 今、世界一は中国だもんね。ビール消費国としてはね。
武坊
 中国、ロシアに打って出たい、ていうことのようですけれども、その結果、どうなるんでしょうか?
 GO!GO!NEWSでした。

(またもや、次回に続く)
  


Posted by なまくら at 00:25Comments(0)自民党