2009年07月22日
解散総選挙で国民が不幸にならないために
さて、火曜日のお題は“解散総選挙”。
今回も武坊さん達のコメントを書き起こし、コメントを掲載しようと思いましたが、何というか、負けがほぼ確実な試合に選手を送り出す監督のような心境で、コメントを書く気にもなれなかったので、今回はお休みさせていただこうかな、と…
その代わり、と言ってはなんですが、ほとんどの政治ブロガーがこの話題を取り上げており、魂の抜けたなまくらの下手なコメントより、よっぽどマシなコメントをされているので、今日は趣向を変えて、その内容を紹介させていただきます。
「新世紀のビッグブラザーへ」様 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
鳩山氏の、「歳出の無駄を徹底的に排除することで財源捻出は可能」との談話に対し、「数字感覚がない」と批判されています。さらに、この「官僚のせい」「自民党のせい」などというのは、「魔女狩り」で国内に「悪者」を創り、対立を引き起こし、自己の権力を強化する発想方法で、レーニン以来の共産主義者たちの伝統、と痛烈に批判されています。そして、それに対抗するには、一人ひとりが情報リテラシーを強化するしかない、と締められています。
正論です。この方はきちんとデータで根拠を示しながらコメントを書くので、なまくらお気に入りブロガーの一人となっています。こうして見ると、鳩山氏の”無駄を排除して財源捻出”がいかに空理空論かが、良く分かりますね。
「遠藤健太郎ブログ『KNN TODAY』 」様 http://knnjapan.exblog.jp/
麻生首相に対し、河野談話・村山談話の撤回を要請、靖国神社への参拝を勧められ、首相はどう転んでも左派・反日派の支持は受けられないが、右派・保守派の支持を得る可能性はまだ残されているから、と理由を説明されています。
なまくらが以前書いたのと同じく、”麻生談話”の発表を期待されているようです。本当、さっさとこの2悪談話を撤回してもらいたいものです。
その他、「教育に政治的中立はあり得ない」と公言した興石東氏や、国費を利用して、韓国の反日デモに参加、その上、過去に韓国人らから違法な寄付を受けたことのある岡崎トミ子氏を、民主党が閣僚案に載せていることを明らかにした「PRIDE OF JAPAN」様 (http://prideofjapan.blog10.fc2.com/)や「反日勢力を斬る イザ!」様 (http://ponko.iza.ne.jp/blog/)など、多くの有志が民主党政権の誕生を危惧しています。
なまくらとしても、少しでも多くの国民に、真実を知ってもらいたいと思います。
今回も武坊さん達のコメントを書き起こし、コメントを掲載しようと思いましたが、何というか、負けがほぼ確実な試合に選手を送り出す監督のような心境で、コメントを書く気にもなれなかったので、今回はお休みさせていただこうかな、と…
その代わり、と言ってはなんですが、ほとんどの政治ブロガーがこの話題を取り上げており、魂の抜けたなまくらの下手なコメントより、よっぽどマシなコメントをされているので、今日は趣向を変えて、その内容を紹介させていただきます。
「新世紀のビッグブラザーへ」様 http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
鳩山氏の、「歳出の無駄を徹底的に排除することで財源捻出は可能」との談話に対し、「数字感覚がない」と批判されています。さらに、この「官僚のせい」「自民党のせい」などというのは、「魔女狩り」で国内に「悪者」を創り、対立を引き起こし、自己の権力を強化する発想方法で、レーニン以来の共産主義者たちの伝統、と痛烈に批判されています。そして、それに対抗するには、一人ひとりが情報リテラシーを強化するしかない、と締められています。
正論です。この方はきちんとデータで根拠を示しながらコメントを書くので、なまくらお気に入りブロガーの一人となっています。こうして見ると、鳩山氏の”無駄を排除して財源捻出”がいかに空理空論かが、良く分かりますね。
「遠藤健太郎ブログ『KNN TODAY』 」様 http://knnjapan.exblog.jp/
麻生首相に対し、河野談話・村山談話の撤回を要請、靖国神社への参拝を勧められ、首相はどう転んでも左派・反日派の支持は受けられないが、右派・保守派の支持を得る可能性はまだ残されているから、と理由を説明されています。
なまくらが以前書いたのと同じく、”麻生談話”の発表を期待されているようです。本当、さっさとこの2悪談話を撤回してもらいたいものです。
その他、「教育に政治的中立はあり得ない」と公言した興石東氏や、国費を利用して、韓国の反日デモに参加、その上、過去に韓国人らから違法な寄付を受けたことのある岡崎トミ子氏を、民主党が閣僚案に載せていることを明らかにした「PRIDE OF JAPAN」様 (http://prideofjapan.blog10.fc2.com/)や「反日勢力を斬る イザ!」様 (http://ponko.iza.ne.jp/blog/)など、多くの有志が民主党政権の誕生を危惧しています。
なまくらとしても、少しでも多くの国民に、真実を知ってもらいたいと思います。
2009年07月20日
マスコミに知事を批判する権利はあるか!?
今日のニュース内容は、先週から3回目ですね…まだ先週水曜日の分をアップしてませんが、モタモタしている内に旬が過ぎましたので、あえてスルー、淳ちゃんの読むニュース内容も省略させていただきます。(正直、大して興味ないから)
(ニュース内容)
知事が次期衆院選への出馬を正式に撤回した。
(以下、コメント)
武坊
みんながある人物を評価する時、て、TV、雑誌、新聞だったりするんでしょうけれども、圧倒的にTV、て大きいですよね、良くも悪くも。
ここんところ、知事になる人、て全員TVに出ている人ばかりじゃないですか。東国原さんもそうだし、大阪の橋下さんもそう、森田健作さんもそう、結局はTVで良い評価を得た人が政界でも注目を浴びるんですよね。
淳ちゃん
やっぱりイメージ、てあるからね。
武坊
…で、ここにきてTVも真っ逆さまになってきて、一時期は神輿ワッショイワッショイ担いだわけでしょ?フジもTBSもテレ朝も。
淳ちゃん
もう少しコメンテータや司会者の方って、うちの知事守ってくれると思ってましたね。(笑)
武坊
だって、肩入れしてたじゃん、明らかに!
淳ちゃん
もうちょっと良い言い方してくれるのかと思っていたら…そこまで言わんでいいわぁ、て思ったのは、私だけでしょうか?
好きとか嫌いとかは別として、今までの態度の変わりようは凄いねぇ。ああ、恐ろしい(笑)
武坊
だって、みのさんの“朝ズバ”だってさ、知事をMRTのスタジオから出演させて、中央政界の人間をTBSのスタジオに呼んで、まさに、知事に国政に切りこんで欲しい、て演出を散々やってきたわけでしょ?で、現実にそういう話になってきた時に、後押しすんのかと思ったらさあ、急に知事の行動を反対してる論評をいっぱい読んでさあ、知事をゲストに呼ばなくなって…
淳ちゃん
今日あたりねえ、お出になってるかと思ったんですけどねえ…休みだし。
武坊
ありゃ、手のひら返したな、て思ったんですよ。
淳ちゃん
だって、あるコメンテータはこんなこと言ってましたよ。「これから、地元宮崎のマスコミは、知事がマニフェストを出しているけれども、それに対して、どこまでどうやって何をしていないのか、というのをしっかりと検証すべきだ。」すみません、地元のマスコミの皆さま、頑張ってやってました!今まで。
武坊
そんなの、あんた達から言われたくないわ!だってね、持ち上げるだけ持ち上げといて、梯子をはずす時ははずすわけでしょ?
淳ちゃん
私、思わず含んでた味噌汁ダーって出しましたもん。ちょっとまって、て。
武坊
その中央の論客にさ、何も県民まで一緒になって乗ることないと思うんです。
淳ちゃん
それこそ、夕方のニュースで県民のご意見を問うてましたよね?
武坊
やたらみんな辛辣なの書いてんの。「この目上がり(いい気になること)が!」とか「素人のくせに」とか「分をわきまえてない」とかいうことが延々書き綴られていましたわ、県民のみなさんから頂いたアンケートね。
それ見ながら思ったんですよ。でも、それが皆好きなところだったんじゃないの?じゃあ、政治のプロが今まで宮崎を良くしたの?県議の皆さんも今になったら知事の事をヤアヤア言うけれども、あなた達、談合も見抜けなかったメンバーが何言ってんの!?
淳ちゃん
見抜いてても動けなかった。
武坊
行動しなかった、単なる評論家だったわけでしょ?で、素人が乗り込んで、分をわきまえずにいきなり最初の挨拶で“裏金はありませんか?”て切りこんで行動をとったのはこの人であったわけで、そういうところが皆好きなところでしょ?
でも長所は短所でね、今回は短所にでちゃった、と思いますよ。やっぱり任期の途中だった、てのは絶対的に裏切り、て言ったら裏切りだしね。
淳ちゃん
悲しかったよね。
武坊
「私は、しがらみなく無党派でいく」て言ってたのに、派閥の権化、しがらみの権化みたいな自民党が交渉相手だ、てとこに裏切られた感はあったし、そういう意味では信頼はガクーンと落ちたとは思いますけど。
淳ちゃん
でも、宮崎県知事であることには変わりないわけで、任期まではね。頑張ってもらわんといかんけど。
武坊
みんな評論家になるばっかりでさ、県議の皆さんも、中央の皆さんも、分かった、知事引っ込めたんやから、この件は一件落着やん、でもあんたたち地方分権どうしてくれんのよ。あの人がやろうとしてた大義は、皆賛成なんやろ?じゃあ、代わりに動いてよ。腕組みして、「いやあ、今回のやり方はまずかったですね。」ああ、まずかったでしょうよ、じゃあ、あなた達はもっといい方法でやってよ。
淳ちゃん
学んでください、ということで。
まあ、一歩前進して一歩下がったのかもしれないけど、一緒なわけやからね。前に進まんと。これ以上は下がれんわけやから。
武坊
私もインタビュー行ったりとか、ニュース後のコメントを求められ、社内で話し合ったわけやけど、県民の意見は7割から、後半は8割反対でしたよね。
私はそこまで叩きまわす気分にはなれなかったのよ。だって、やろうとしていることは正しいし、手法はアレやけど。
だから、私は1ストライクだとは思うんですよ。でも、三振バッターアウトではないと思うんですよ。だから、あと2ストライク分ボールを見極めてちゃんと活動してもらえれば良いかな、て思ったんですけれども、マスコミは今、100か0か、て決めたがるでしょ?一時期は100で来ましたけど、今は0で叩きまわされているから、それはちょっと違うかな?
淳ちゃん
皆さま誤解のないよう言っときますが、知事と武坊は1秒たりともプライベートで一緒になったことはありません。(笑)
武坊
だから、それがないから言えると思うの。あの方が当選する前からそういう接触はないの。
淳ちゃん
時々お便りが来るんですよ。いつも擁護してどうのこうの、て言われるけれど、それは第3者的なスタンスの持って行き方してもらいたい。
武坊
批判するにしても、味方になるにしても距離があるから言えるのかな、と。それが酒飲む中なら、「そんなこと言ったって」となるからね。
(中略)
色々あったけど、人生ストライク、て事もあるわけだしさ、今までの行動力は大したものだった…
淳ちゃん
チキン南蛮屋さんにしても、並んでるわけでしょ?県外から。これはやっぱり凄いと思うよ。
武坊
そういう風に、中央に振り回されず、白けず、今まで通りやろう、と思うんだけどね。
ハイ、GO!GO!NEWSでした。
中央は色々勝手なことを言ってるが、宮崎の皆さんはそれに振り回されず、今まで通りいましょうね、ということですね。
何か、「宮崎のマスコミは中央とは違うんだ、ちゃんとモノが分かってんんだ。だから一緒にするな。」と言っているようにも聞こえますが…
ふざけるな!
“勝ち馬に乗る”“水に落ちた犬を叩く”は、中央も地方も関係なく、てめえらマスコミがこれまでやってきたやり方だろうが!今更、何言ってんだ!
小泉政権誕生前は「やれ、改革だ、自民党をぶっ壊せ」などとヨイショして世論を煽り、いざ誕生して日中関係が悪化し始めると「改革が骨抜きだ」なんて叩き始め、郵政解散の頃は「地方の郵便局が潰れる」とか言っておきながら、いざ自民党が圧勝すると「改革を熱望する国民に支持された」などと、再びヨイショ、政権が安倍氏に移ると「格差だ、スキャンダルだ、絆創膏だ」などと叩きに叩きまくって氏を心労から入院、退陣させ、「政権投げ出しだ」…
いい加減にしろ!その時その時の風向きでコロコロ手のひらを返しまくっておきながら、したり顔で「私たちは分かっています。」なんて物言いしやがって!
しかし、そんなマスコミに乗せられているのも、私たち有権者なんですよね。小泉政権や麻生政権の支持率の乱高下を見ていると、いかに国民が馬鹿なのかが、よく分かります。ネット上では、NHKの「JAPANデビュー」問題や毎日新聞の”変態記事”問題など、マスコミのねつ造、歪曲、報道拒否などがさかんに取り上げられ、叩かれていますが、こういった動きが国民の大部分に広がり、社会運動や選挙の当落にまで影響を及ぼすのは、まだまだ先の事だと思います。いや、もしかしたら永遠にこないかもしれません。
だって、国民は馬鹿だから。
(ニュース内容)
知事が次期衆院選への出馬を正式に撤回した。
(以下、コメント)
武坊
みんながある人物を評価する時、て、TV、雑誌、新聞だったりするんでしょうけれども、圧倒的にTV、て大きいですよね、良くも悪くも。
ここんところ、知事になる人、て全員TVに出ている人ばかりじゃないですか。東国原さんもそうだし、大阪の橋下さんもそう、森田健作さんもそう、結局はTVで良い評価を得た人が政界でも注目を浴びるんですよね。
淳ちゃん
やっぱりイメージ、てあるからね。
武坊
…で、ここにきてTVも真っ逆さまになってきて、一時期は神輿ワッショイワッショイ担いだわけでしょ?フジもTBSもテレ朝も。
淳ちゃん
もう少しコメンテータや司会者の方って、うちの知事守ってくれると思ってましたね。(笑)
武坊
だって、肩入れしてたじゃん、明らかに!
淳ちゃん
もうちょっと良い言い方してくれるのかと思っていたら…そこまで言わんでいいわぁ、て思ったのは、私だけでしょうか?
好きとか嫌いとかは別として、今までの態度の変わりようは凄いねぇ。ああ、恐ろしい(笑)
武坊
だって、みのさんの“朝ズバ”だってさ、知事をMRTのスタジオから出演させて、中央政界の人間をTBSのスタジオに呼んで、まさに、知事に国政に切りこんで欲しい、て演出を散々やってきたわけでしょ?で、現実にそういう話になってきた時に、後押しすんのかと思ったらさあ、急に知事の行動を反対してる論評をいっぱい読んでさあ、知事をゲストに呼ばなくなって…
淳ちゃん
今日あたりねえ、お出になってるかと思ったんですけどねえ…休みだし。
武坊
ありゃ、手のひら返したな、て思ったんですよ。
淳ちゃん
だって、あるコメンテータはこんなこと言ってましたよ。「これから、地元宮崎のマスコミは、知事がマニフェストを出しているけれども、それに対して、どこまでどうやって何をしていないのか、というのをしっかりと検証すべきだ。」すみません、地元のマスコミの皆さま、頑張ってやってました!今まで。
武坊
そんなの、あんた達から言われたくないわ!だってね、持ち上げるだけ持ち上げといて、梯子をはずす時ははずすわけでしょ?
淳ちゃん
私、思わず含んでた味噌汁ダーって出しましたもん。ちょっとまって、て。
武坊
その中央の論客にさ、何も県民まで一緒になって乗ることないと思うんです。
淳ちゃん
それこそ、夕方のニュースで県民のご意見を問うてましたよね?
武坊
やたらみんな辛辣なの書いてんの。「この目上がり(いい気になること)が!」とか「素人のくせに」とか「分をわきまえてない」とかいうことが延々書き綴られていましたわ、県民のみなさんから頂いたアンケートね。
それ見ながら思ったんですよ。でも、それが皆好きなところだったんじゃないの?じゃあ、政治のプロが今まで宮崎を良くしたの?県議の皆さんも今になったら知事の事をヤアヤア言うけれども、あなた達、談合も見抜けなかったメンバーが何言ってんの!?
淳ちゃん
見抜いてても動けなかった。
武坊
行動しなかった、単なる評論家だったわけでしょ?で、素人が乗り込んで、分をわきまえずにいきなり最初の挨拶で“裏金はありませんか?”て切りこんで行動をとったのはこの人であったわけで、そういうところが皆好きなところでしょ?
でも長所は短所でね、今回は短所にでちゃった、と思いますよ。やっぱり任期の途中だった、てのは絶対的に裏切り、て言ったら裏切りだしね。
淳ちゃん
悲しかったよね。
武坊
「私は、しがらみなく無党派でいく」て言ってたのに、派閥の権化、しがらみの権化みたいな自民党が交渉相手だ、てとこに裏切られた感はあったし、そういう意味では信頼はガクーンと落ちたとは思いますけど。
淳ちゃん
でも、宮崎県知事であることには変わりないわけで、任期まではね。頑張ってもらわんといかんけど。
武坊
みんな評論家になるばっかりでさ、県議の皆さんも、中央の皆さんも、分かった、知事引っ込めたんやから、この件は一件落着やん、でもあんたたち地方分権どうしてくれんのよ。あの人がやろうとしてた大義は、皆賛成なんやろ?じゃあ、代わりに動いてよ。腕組みして、「いやあ、今回のやり方はまずかったですね。」ああ、まずかったでしょうよ、じゃあ、あなた達はもっといい方法でやってよ。
淳ちゃん
学んでください、ということで。
まあ、一歩前進して一歩下がったのかもしれないけど、一緒なわけやからね。前に進まんと。これ以上は下がれんわけやから。
武坊
私もインタビュー行ったりとか、ニュース後のコメントを求められ、社内で話し合ったわけやけど、県民の意見は7割から、後半は8割反対でしたよね。
私はそこまで叩きまわす気分にはなれなかったのよ。だって、やろうとしていることは正しいし、手法はアレやけど。
だから、私は1ストライクだとは思うんですよ。でも、三振バッターアウトではないと思うんですよ。だから、あと2ストライク分ボールを見極めてちゃんと活動してもらえれば良いかな、て思ったんですけれども、マスコミは今、100か0か、て決めたがるでしょ?一時期は100で来ましたけど、今は0で叩きまわされているから、それはちょっと違うかな?
淳ちゃん
皆さま誤解のないよう言っときますが、知事と武坊は1秒たりともプライベートで一緒になったことはありません。(笑)
武坊
だから、それがないから言えると思うの。あの方が当選する前からそういう接触はないの。
淳ちゃん
時々お便りが来るんですよ。いつも擁護してどうのこうの、て言われるけれど、それは第3者的なスタンスの持って行き方してもらいたい。
武坊
批判するにしても、味方になるにしても距離があるから言えるのかな、と。それが酒飲む中なら、「そんなこと言ったって」となるからね。
(中略)
色々あったけど、人生ストライク、て事もあるわけだしさ、今までの行動力は大したものだった…
淳ちゃん
チキン南蛮屋さんにしても、並んでるわけでしょ?県外から。これはやっぱり凄いと思うよ。
武坊
そういう風に、中央に振り回されず、白けず、今まで通りやろう、と思うんだけどね。
ハイ、GO!GO!NEWSでした。
中央は色々勝手なことを言ってるが、宮崎の皆さんはそれに振り回されず、今まで通りいましょうね、ということですね。
何か、「宮崎のマスコミは中央とは違うんだ、ちゃんとモノが分かってんんだ。だから一緒にするな。」と言っているようにも聞こえますが…
ふざけるな!
“勝ち馬に乗る”“水に落ちた犬を叩く”は、中央も地方も関係なく、てめえらマスコミがこれまでやってきたやり方だろうが!今更、何言ってんだ!
小泉政権誕生前は「やれ、改革だ、自民党をぶっ壊せ」などとヨイショして世論を煽り、いざ誕生して日中関係が悪化し始めると「改革が骨抜きだ」なんて叩き始め、郵政解散の頃は「地方の郵便局が潰れる」とか言っておきながら、いざ自民党が圧勝すると「改革を熱望する国民に支持された」などと、再びヨイショ、政権が安倍氏に移ると「格差だ、スキャンダルだ、絆創膏だ」などと叩きに叩きまくって氏を心労から入院、退陣させ、「政権投げ出しだ」…
いい加減にしろ!その時その時の風向きでコロコロ手のひらを返しまくっておきながら、したり顔で「私たちは分かっています。」なんて物言いしやがって!
しかし、そんなマスコミに乗せられているのも、私たち有権者なんですよね。小泉政権や麻生政権の支持率の乱高下を見ていると、いかに国民が馬鹿なのかが、よく分かります。ネット上では、NHKの「JAPANデビュー」問題や毎日新聞の”変態記事”問題など、マスコミのねつ造、歪曲、報道拒否などがさかんに取り上げられ、叩かれていますが、こういった動きが国民の大部分に広がり、社会運動や選挙の当落にまで影響を及ぼすのは、まだまだ先の事だと思います。いや、もしかしたら永遠にこないかもしれません。
だって、国民は馬鹿だから。
2009年07月17日
思い切った剪定を その2
(その1はこちら、で、以下私見)
最近、このような企業統合の話が多いような気がします。今回のキリンとサントリーもそうだし、昨年のパナソニックと三洋にしてもそう、九州石油の看板も最近見ないな、と思っていたら、新日本石油に吸収合併されてエネオスブランドになっていたり。あと、初芝と五洋…おっと、これは漫画の話でしたね。
これらの企業統合を見ていると、グローバル企業としての成長を見据えて統合するグループと、縮小する国内市場に対応するために、つまり小さくなるパイの奪い合いで共倒れになるのを恐れて統合するグループと、大きく分けて2つに分類されるような気がします。
なまくらは、正直言って経済に疎いので、的確には言えませんが、今回の場合は、後者も理由の1つではないか、と思っています。
国内ビール類市場は、8年連続で縮小している、と伝えられていますし、清涼飲料市場も漸減傾向にあるといいます。
今は国内で“勝ち組”と称される両者ですが、驕る暇もなく、その土台は足元から崩れつつあるのですね。
さて、4年ほど前、同様に国内で“勝ち組”、それも“ガリバー”にのし上がり、市場を独占したにも関わらず、驕り高ぶって倒産の危機に瀕している所があります。自民党です。
特に最近の自民党の動向は目を覆うものがあります。世論調査にあたふたし、看板(総裁)付け替えなどという中身の無い戦術で乗り切ろうと画策する連中、人気知事を客寄せパンダよろしく引っ張ってこようとして、人を食った条件を付けられ、ナメられる選対委員長、沈みゆく船から逃げ出す鼠のように離党を画策する連中…まことに見苦しいです。
麻生首相も首相で、人の顔色を窺うようにコロコロ発言を変え、「ブレた」などと批判される…本当は、この程度のブレなど大した問題ではなく、むしろ、外交・安全保障分野でブレまくっている鳩山民主党党首の方がよっぽど問題だと思いますが、兎に角、それが「決断できない首相」のレッテルを貼られる原因となり、支持率が低下、ますます“麻生降ろし”に拍車をかけて、首相が自信を失ってブレる、まさに悪循環です。
これでは、相次ぐ地方選の惨敗も、むべなるかな、ですね。
なまくらは、これは本をただせば、4年前の郵政選挙が原因ではないか、と思います。あの選挙によって、元々は少数派だった構造改革派(=新自由主義者)が党内で一大勢力を築いてしまい、小泉政権末期には格差問題などが指摘されたにも関わらず、十分な軌道修正ができなくなってしまった、そこに大きな原因があるのではないでしょうか。
番組の中盤から紹介されていた、松井社長の2つの“決断方程式”、この内の“加える決断方程式”、これをやってしまったのが、今の自民党なのではないでしょうか。
自民党は元々、社会党や共産党といった左翼の統一戦線に危機感を抱いた財界からの要請で誕生した、単なる反共政党でした。故に、党内には、皇統護持や集団自衛権行使に積極的な保守グループや、靖国神社参拝批判や移民受け入れに積極的なリベラル左派グループ、それらイデオロギーに無関心で、地元への利益誘導しか考えないグループなど、様々な“枝”が付き、派閥を形成していました。
そこへ4年前、構造改革派という新たな“枝”までも接ぎ木してしまいました。「あの枝も大切、この枝も大切」と、まんべんなく意見を吸い上げ、自身の立ち位置を見失った結果、幹には栄養が行かなくなり、今回の大嵐で倒木の危険が生じている、そんな感じではないでしょうか。
さらに言えば、平成5年の下野以来、長期低落傾向だった自民党が久々に圧勝したために、「おい、人数増えたから楽になったな」て、緩みが生じたのではないでしょうか。
まさに、2+1=1の方程式通りに、現実は動いています。
自民党という木を倒したくなければ、首相は思い切って枝を剪定するべきだと思います。つまり捨てる決断方程式への転換ですね。
もし仮に、彼らを切ってしまう、つまり「我が内閣の足を引っ張り、目先の選挙のために総裁選前倒しを企む者は、党から出ていけ!ついでに、集団自衛権や敵地攻撃に反対する公明党とも連立解消だ!」と言ってしまえば、その穴を何とかして埋めなければならないので、残った者は必死になり、その結果、本来の支持者が戻ってくるのではないか、あるいは、この劇場型のドラマが、政治に無関心な連中を引き付け、その中から新しい支持者をつくるのではないでしょうか。
いずれにしろ、このままでは麻生政権は座して死を待つのみです。であるならば、自民党は単なる反共・利権政党から、本来の立ち位置である真の保守政党に脱皮すべきでしょう。
麻生首相は、その土台づくりをしてから、選挙戦に挑むべきだと思います。
事実上国会が閉幕した現在では、具体的にできることは限られますが、例えば、“村山談話”“河野談話”を否定し、新たに“麻生談話”を発表する事は、首相の胸一つでできるのです。
死ぬ気で闘わない者を、誰が本気で支持するでしょうか。麻生首相には、保守派の意地を見せていただきたいと思います。
最近、このような企業統合の話が多いような気がします。今回のキリンとサントリーもそうだし、昨年のパナソニックと三洋にしてもそう、九州石油の看板も最近見ないな、と思っていたら、新日本石油に吸収合併されてエネオスブランドになっていたり。あと、初芝と五洋…おっと、これは漫画の話でしたね。
これらの企業統合を見ていると、グローバル企業としての成長を見据えて統合するグループと、縮小する国内市場に対応するために、つまり小さくなるパイの奪い合いで共倒れになるのを恐れて統合するグループと、大きく分けて2つに分類されるような気がします。
なまくらは、正直言って経済に疎いので、的確には言えませんが、今回の場合は、後者も理由の1つではないか、と思っています。
国内ビール類市場は、8年連続で縮小している、と伝えられていますし、清涼飲料市場も漸減傾向にあるといいます。
今は国内で“勝ち組”と称される両者ですが、驕る暇もなく、その土台は足元から崩れつつあるのですね。
さて、4年ほど前、同様に国内で“勝ち組”、それも“ガリバー”にのし上がり、市場を独占したにも関わらず、驕り高ぶって倒産の危機に瀕している所があります。自民党です。
特に最近の自民党の動向は目を覆うものがあります。世論調査にあたふたし、看板(総裁)付け替えなどという中身の無い戦術で乗り切ろうと画策する連中、人気知事を客寄せパンダよろしく引っ張ってこようとして、人を食った条件を付けられ、ナメられる選対委員長、沈みゆく船から逃げ出す鼠のように離党を画策する連中…まことに見苦しいです。
麻生首相も首相で、人の顔色を窺うようにコロコロ発言を変え、「ブレた」などと批判される…本当は、この程度のブレなど大した問題ではなく、むしろ、外交・安全保障分野でブレまくっている鳩山民主党党首の方がよっぽど問題だと思いますが、兎に角、それが「決断できない首相」のレッテルを貼られる原因となり、支持率が低下、ますます“麻生降ろし”に拍車をかけて、首相が自信を失ってブレる、まさに悪循環です。
これでは、相次ぐ地方選の惨敗も、むべなるかな、ですね。
なまくらは、これは本をただせば、4年前の郵政選挙が原因ではないか、と思います。あの選挙によって、元々は少数派だった構造改革派(=新自由主義者)が党内で一大勢力を築いてしまい、小泉政権末期には格差問題などが指摘されたにも関わらず、十分な軌道修正ができなくなってしまった、そこに大きな原因があるのではないでしょうか。
番組の中盤から紹介されていた、松井社長の2つの“決断方程式”、この内の“加える決断方程式”、これをやってしまったのが、今の自民党なのではないでしょうか。
自民党は元々、社会党や共産党といった左翼の統一戦線に危機感を抱いた財界からの要請で誕生した、単なる反共政党でした。故に、党内には、皇統護持や集団自衛権行使に積極的な保守グループや、靖国神社参拝批判や移民受け入れに積極的なリベラル左派グループ、それらイデオロギーに無関心で、地元への利益誘導しか考えないグループなど、様々な“枝”が付き、派閥を形成していました。
そこへ4年前、構造改革派という新たな“枝”までも接ぎ木してしまいました。「あの枝も大切、この枝も大切」と、まんべんなく意見を吸い上げ、自身の立ち位置を見失った結果、幹には栄養が行かなくなり、今回の大嵐で倒木の危険が生じている、そんな感じではないでしょうか。
さらに言えば、平成5年の下野以来、長期低落傾向だった自民党が久々に圧勝したために、「おい、人数増えたから楽になったな」て、緩みが生じたのではないでしょうか。
まさに、2+1=1の方程式通りに、現実は動いています。
自民党という木を倒したくなければ、首相は思い切って枝を剪定するべきだと思います。つまり捨てる決断方程式への転換ですね。
もし仮に、彼らを切ってしまう、つまり「我が内閣の足を引っ張り、目先の選挙のために総裁選前倒しを企む者は、党から出ていけ!ついでに、集団自衛権や敵地攻撃に反対する公明党とも連立解消だ!」と言ってしまえば、その穴を何とかして埋めなければならないので、残った者は必死になり、その結果、本来の支持者が戻ってくるのではないか、あるいは、この劇場型のドラマが、政治に無関心な連中を引き付け、その中から新しい支持者をつくるのではないでしょうか。
いずれにしろ、このままでは麻生政権は座して死を待つのみです。であるならば、自民党は単なる反共・利権政党から、本来の立ち位置である真の保守政党に脱皮すべきでしょう。
麻生首相は、その土台づくりをしてから、選挙戦に挑むべきだと思います。
事実上国会が閉幕した現在では、具体的にできることは限られますが、例えば、“村山談話”“河野談話”を否定し、新たに“麻生談話”を発表する事は、首相の胸一つでできるのです。
死ぬ気で闘わない者を、誰が本気で支持するでしょうか。麻生首相には、保守派の意地を見せていただきたいと思います。
2009年07月15日
2009年07月15日
思い切った剪定を その1
今日(やっぱり日付が変わって昨日)のテーマは企業のお話でした・・・が、のっけから笑わせてくれました。
武坊
GO!GO!NEWSのコーナーです。
昨日は、「えーっ?アソコとアソコが、もしかして、引っ付くの!?」ていう大きなニュースが飛び込んできましたよね。
(淳ちゃん大爆笑)
武坊
アソコとアソコって、そんな反応示さなんな!あんたが!何を!嫌だわぁ、この人は!企業の話ですがな!
昼間っから全壊ですね
淳ちゃん
あそこ、というのは、一つはサントリーですよね。で、もうひとつのあそこ、というのは、キリンですよね。
武坊
そうそう、そうですわ。
淳ちゃん
サントリーホールディングス(以下SHD)の首脳が昨夜ですね、キリンホールディングスとの経営統合交渉について、トップ同士で話をしています、年末から年明けにかけて合意を発表できればいい、と語ったという事なんですね。
統合方法については、両者が対等な形でなければやらない、と述べ、持ち株会社も統合した上で傘下のビールとか、あと飲料などの事業会社を順次統合していく形などが想定される、と説明しています。
また、サントリーは非上場なんですよ。上場してないんですね。このサントリーが統合後に上場企業になる可能性については、「そうなるかも知れない」と述べました。
統合相手にキリンを選んだ理由については、・研究開発や品質管理が優れている、・経営統合はグローバルに事業展開するには必要な事だと説明しました。
このグローバルに事業展開する、というのがキーワードだと思いますよ。
武坊
そうですね…両方ともさあ、とても安定した企業だし、
淳ちゃん
そうですね、老舗やもんね。
武坊
学生が本当に入りたい企業のいつもベスト3くらいに入ってきている…
淳ちゃん
「別にそんな、統合せんでも良いっちゃねぇと?」という声も聞かれますけど
武坊
でもこういった事業統合の多くはね、少なくとも、当事者のどっちかが、もしくは両方が“差し迫った何か”があるから、ていうのが多いみたいですよ?
淳ちゃん
“差し迫った何か”
武坊
うん、だって、その2つの企業は人間集団でしょ?その人間集団には、それぞれの会社の論理、理念っていうものがあるじゃないですか。
だから、外的な外圧がなければ、わざわざ事業統合に踏み出そうなんてしない、ていうのが普通ですよ。
これを、人間集団、ていうのを家庭に例えてみれば、やっぱ家族は、核家族が楽でしょ?自分の影響力をストレートに伝播できるんだから…
淳ちゃん
自分の影響力を、確かにそうやって響かすことができる、反対に目が行き届くというか…
武坊
そうそう。それをじゃあ、小姑も一緒に住みましょう、とか、遠くに住んでたお姑さんを引き取りましょう、ていうのは、それなりに切迫した何か外圧が加わったか、いた仕方ない事情が無い限り、望んでそうしようとはしないじゃない?
淳ちゃん
確かにね。
武坊
で、そういう風に、家庭でもそうだけど、引っ付けば、それなりの軋轢だとか色んな力学が生まれる…
淳ちゃん
そりゃそうやわぁ。特に会社なんていうのは、経営方針とか理念なんかも色々違うだろうからねぇ。
武坊
で、まあ、その外圧の先には、それに踏み切る以上は、事業統合によって大きなメリットがあると信じたいわけですよ。
淳ちゃん
力を合わせて?
武坊
うん、だから、キリンとサントリーが今まで持っている営業利益っていうのがありますわ。これを、例えば100と100なら、合わせれば200になる、となると、海外の大手食品会社に対して対抗できる、ていう、非常に簡単に見れば、そういうような計算式になる。
淳ちゃん
だからSHDの首脳が言った、研究開発や品質管理が優れているから、この経営統合は、グローバルに事業展開するにはキリンさんが必要なんですよ、という説明をしたそうです。
武坊
そうそう、ただ、こういった話が出てくる時っていつもすごく急いでいることが多いんですよ。そんな、のんびりのんびりで良いんだったら、逆にしない方がマシ…
淳ちゃん
しない方が良いだろうし、もっと小っちゃい所を教育していって自分色に染めていった方が良いもんねぇ。
武坊
そうそう。で、今こうやって表に出てきたんですけれども、もし、この事業統合が成立しなければ、話がお流れになる可能性もあるわけでしょ?となったら、別の道をすぐに見つけなければならない状況に置かれているからこそ、この事業統合に踏み切ろうとしているわけですよね。
だから、要は早く決めたいんですよ。どっちにするのか。
淳ちゃん
ああ、YESか、NOか。
武坊
そう。で、さっき言いました、足し算の目論見はありますわな。
淳ちゃん
100と100で200ね。
武坊
あっちの開発部門は素晴らしい、こっちの品質管理も素晴らしい、それが合わさったら俺達は日本で最強だ、まあ日本じゃ最強でしょうけれども。売上もね。
でも、そんな風に簡単に別の組織が1+1=2になるのか、て言ったらですね、実はそうじゃないよ、ていうのを、これネットの証券会社の所で大きな成長を遂げた松井証券、ていうのがありますよね。そこの松井道夫さん、社長か会長かな?(※社長です)がおっしゃっている“決断方程式”ていうのがあるのよ。この人の、面白い…
淳ちゃん
“決断方程式”
武坊
つまり、組織においては1+1=2とか2-1=1ではない、て言ってるんですけれども、この人、2つ方程式を立てています。“捨てる決断方程式”、2-1=3、て言ってます。
淳ちゃん
プラスになっちゃったね?
武坊
そう。と、“加える決断方程式”これはね、2+1=1、て言ってます。
淳ちゃん
あら?マイナスになっちゃっいましたね?
武坊
うん。これ、算数の答えとしては間違いですよね。でも、人間の心理を考えると、これ、正しい方程式になる、ていうんですよ。
つまり、捨てる決断の場合ね、2あったものから1マイナスすると、そこに穴があいちゃうわけでしょ?今までいた人がいなくなっちゃう。
となると、その穴を何かで埋めよう、と皆で懸命に考えるじゃないですか。そこから何かが生まれる、て言うんですよ。
淳ちゃん
知恵
武坊
うん。あるいは1をマイナスしたことによって、言ってみれば、その人が組織の厄介者だったりとか、組織のうまく情報が伝達しない癌になっているような人がいたりするじゃない。そういう人がいなくなった途端に急に皆がスムーズにお仕事できるようになったりとかもするから、意外と思い切って枝を落とせば、幹は太る、て言ってるんですよ。
淳ちゃん
ほう、栄養が行き渡るわけやね。
武坊
幹にね。「この枝も大切、この枝も大切」て言って、細い枝がワーと茂ってても幹はいつまでも太りませんよ、と。
では、その加える決断に関して言えば、1が加わったためにそれまであった2の人たちが「おい、1人増えたから楽になったな」て、緩む、て言うんです。あるいは、ねじれがでてくる。要するに、そこで派閥ができる、で色んな事があるじゃないですか。
だからどっちかって言うと、“捨てる決断方程式”の方が組織は伸びる、て言うんです。言ってみれば、植木の剪定ですよね。剪定した方が伸びるんですよ、ていう発想なんですね。
でも、事業統合っていうのは、足し算の方程式でしょ?
だから、大本の足し算は前提として捨てられないでしょうから、じゃあ、大本ひっ付いた時に色んな重複部署がでてくるでしょ?経理だって、営業だって、開発部門だって、×2の人数はいらない。×1.2か1.3くらいで良いはずですよ。となると、100人に100人が集まって200人はいらないから、70人から80人は他の部署に行って泣いてもらう、ていう事になりますわ。この引き算が大変みたいね。
で、そういう風な引き算をするのって、組織がひっ付いたばかり、て皆浮足立ってるからさ、落ち着いてからやるわ。人事異動は。
淳ちゃん
でも、そんな事やってたら…
武坊
て言うでしょ?駄目らしいね。
やっぱ浮足立っている時に切る時は切っちゃわないと、組織と組織がひっ付くためには、前も言いましたけれど、溶接、て言って、溶けてる間に、接してひっ付けておかないと、ぴしゃ、てひっ付かないらしいね。
淳ちゃん
そしたら、経営統合された場合はね、凄いお祭り騒ぎに表面的には、例えば、コマーシャルとかイベントとか凄いだろうけど、その陰にはそういうシビアな事が行われている…
武坊
そりゃ、内部的にはかなり…それで日の目を見る人もいれば、バサッと切られる人もいるので、ま、株価は上がってるけれどもさ、今は。大変だと思うよ。大変だからこそひっ付こうとしてるんだから。
淳ちゃん
それくらいしないと、世界相手には競争できないんでしょうね?
武坊
そういうことでしょうね。
淳ちゃん
今、世界一は中国だもんね。ビール消費国としてはね。
武坊
中国、ロシアに打って出たい、ていうことのようですけれども、その結果、どうなるんでしょうか?
GO!GO!NEWSでした。
(またもや、次回に続く)
武坊
GO!GO!NEWSのコーナーです。
昨日は、「えーっ?アソコとアソコが、もしかして、引っ付くの!?」ていう大きなニュースが飛び込んできましたよね。
(淳ちゃん大爆笑)
武坊
アソコとアソコって、そんな反応示さなんな!あんたが!何を!嫌だわぁ、この人は!企業の話ですがな!
昼間っから全壊ですね
淳ちゃん
あそこ、というのは、一つはサントリーですよね。で、もうひとつのあそこ、というのは、キリンですよね。
武坊
そうそう、そうですわ。
淳ちゃん
サントリーホールディングス(以下SHD)の首脳が昨夜ですね、キリンホールディングスとの経営統合交渉について、トップ同士で話をしています、年末から年明けにかけて合意を発表できればいい、と語ったという事なんですね。
統合方法については、両者が対等な形でなければやらない、と述べ、持ち株会社も統合した上で傘下のビールとか、あと飲料などの事業会社を順次統合していく形などが想定される、と説明しています。
また、サントリーは非上場なんですよ。上場してないんですね。このサントリーが統合後に上場企業になる可能性については、「そうなるかも知れない」と述べました。
統合相手にキリンを選んだ理由については、・研究開発や品質管理が優れている、・経営統合はグローバルに事業展開するには必要な事だと説明しました。
このグローバルに事業展開する、というのがキーワードだと思いますよ。
武坊
そうですね…両方ともさあ、とても安定した企業だし、
淳ちゃん
そうですね、老舗やもんね。
武坊
学生が本当に入りたい企業のいつもベスト3くらいに入ってきている…
淳ちゃん
「別にそんな、統合せんでも良いっちゃねぇと?」という声も聞かれますけど
武坊
でもこういった事業統合の多くはね、少なくとも、当事者のどっちかが、もしくは両方が“差し迫った何か”があるから、ていうのが多いみたいですよ?
淳ちゃん
“差し迫った何か”
武坊
うん、だって、その2つの企業は人間集団でしょ?その人間集団には、それぞれの会社の論理、理念っていうものがあるじゃないですか。
だから、外的な外圧がなければ、わざわざ事業統合に踏み出そうなんてしない、ていうのが普通ですよ。
これを、人間集団、ていうのを家庭に例えてみれば、やっぱ家族は、核家族が楽でしょ?自分の影響力をストレートに伝播できるんだから…
淳ちゃん
自分の影響力を、確かにそうやって響かすことができる、反対に目が行き届くというか…
武坊
そうそう。それをじゃあ、小姑も一緒に住みましょう、とか、遠くに住んでたお姑さんを引き取りましょう、ていうのは、それなりに切迫した何か外圧が加わったか、いた仕方ない事情が無い限り、望んでそうしようとはしないじゃない?
淳ちゃん
確かにね。
武坊
で、そういう風に、家庭でもそうだけど、引っ付けば、それなりの軋轢だとか色んな力学が生まれる…
淳ちゃん
そりゃそうやわぁ。特に会社なんていうのは、経営方針とか理念なんかも色々違うだろうからねぇ。
武坊
で、まあ、その外圧の先には、それに踏み切る以上は、事業統合によって大きなメリットがあると信じたいわけですよ。
淳ちゃん
力を合わせて?
武坊
うん、だから、キリンとサントリーが今まで持っている営業利益っていうのがありますわ。これを、例えば100と100なら、合わせれば200になる、となると、海外の大手食品会社に対して対抗できる、ていう、非常に簡単に見れば、そういうような計算式になる。
淳ちゃん
だからSHDの首脳が言った、研究開発や品質管理が優れているから、この経営統合は、グローバルに事業展開するにはキリンさんが必要なんですよ、という説明をしたそうです。
武坊
そうそう、ただ、こういった話が出てくる時っていつもすごく急いでいることが多いんですよ。そんな、のんびりのんびりで良いんだったら、逆にしない方がマシ…
淳ちゃん
しない方が良いだろうし、もっと小っちゃい所を教育していって自分色に染めていった方が良いもんねぇ。
武坊
そうそう。で、今こうやって表に出てきたんですけれども、もし、この事業統合が成立しなければ、話がお流れになる可能性もあるわけでしょ?となったら、別の道をすぐに見つけなければならない状況に置かれているからこそ、この事業統合に踏み切ろうとしているわけですよね。
だから、要は早く決めたいんですよ。どっちにするのか。
淳ちゃん
ああ、YESか、NOか。
武坊
そう。で、さっき言いました、足し算の目論見はありますわな。
淳ちゃん
100と100で200ね。
武坊
あっちの開発部門は素晴らしい、こっちの品質管理も素晴らしい、それが合わさったら俺達は日本で最強だ、まあ日本じゃ最強でしょうけれども。売上もね。
でも、そんな風に簡単に別の組織が1+1=2になるのか、て言ったらですね、実はそうじゃないよ、ていうのを、これネットの証券会社の所で大きな成長を遂げた松井証券、ていうのがありますよね。そこの松井道夫さん、社長か会長かな?(※社長です)がおっしゃっている“決断方程式”ていうのがあるのよ。この人の、面白い…
淳ちゃん
“決断方程式”
武坊
つまり、組織においては1+1=2とか2-1=1ではない、て言ってるんですけれども、この人、2つ方程式を立てています。“捨てる決断方程式”、2-1=3、て言ってます。
淳ちゃん
プラスになっちゃったね?
武坊
そう。と、“加える決断方程式”これはね、2+1=1、て言ってます。
淳ちゃん
あら?マイナスになっちゃっいましたね?
武坊
うん。これ、算数の答えとしては間違いですよね。でも、人間の心理を考えると、これ、正しい方程式になる、ていうんですよ。
つまり、捨てる決断の場合ね、2あったものから1マイナスすると、そこに穴があいちゃうわけでしょ?今までいた人がいなくなっちゃう。
となると、その穴を何かで埋めよう、と皆で懸命に考えるじゃないですか。そこから何かが生まれる、て言うんですよ。
淳ちゃん
知恵
武坊
うん。あるいは1をマイナスしたことによって、言ってみれば、その人が組織の厄介者だったりとか、組織のうまく情報が伝達しない癌になっているような人がいたりするじゃない。そういう人がいなくなった途端に急に皆がスムーズにお仕事できるようになったりとかもするから、意外と思い切って枝を落とせば、幹は太る、て言ってるんですよ。
淳ちゃん
ほう、栄養が行き渡るわけやね。
武坊
幹にね。「この枝も大切、この枝も大切」て言って、細い枝がワーと茂ってても幹はいつまでも太りませんよ、と。
では、その加える決断に関して言えば、1が加わったためにそれまであった2の人たちが「おい、1人増えたから楽になったな」て、緩む、て言うんです。あるいは、ねじれがでてくる。要するに、そこで派閥ができる、で色んな事があるじゃないですか。
だからどっちかって言うと、“捨てる決断方程式”の方が組織は伸びる、て言うんです。言ってみれば、植木の剪定ですよね。剪定した方が伸びるんですよ、ていう発想なんですね。
でも、事業統合っていうのは、足し算の方程式でしょ?
だから、大本の足し算は前提として捨てられないでしょうから、じゃあ、大本ひっ付いた時に色んな重複部署がでてくるでしょ?経理だって、営業だって、開発部門だって、×2の人数はいらない。×1.2か1.3くらいで良いはずですよ。となると、100人に100人が集まって200人はいらないから、70人から80人は他の部署に行って泣いてもらう、ていう事になりますわ。この引き算が大変みたいね。
で、そういう風な引き算をするのって、組織がひっ付いたばかり、て皆浮足立ってるからさ、落ち着いてからやるわ。人事異動は。
淳ちゃん
でも、そんな事やってたら…
武坊
て言うでしょ?駄目らしいね。
やっぱ浮足立っている時に切る時は切っちゃわないと、組織と組織がひっ付くためには、前も言いましたけれど、溶接、て言って、溶けてる間に、接してひっ付けておかないと、ぴしゃ、てひっ付かないらしいね。
淳ちゃん
そしたら、経営統合された場合はね、凄いお祭り騒ぎに表面的には、例えば、コマーシャルとかイベントとか凄いだろうけど、その陰にはそういうシビアな事が行われている…
武坊
そりゃ、内部的にはかなり…それで日の目を見る人もいれば、バサッと切られる人もいるので、ま、株価は上がってるけれどもさ、今は。大変だと思うよ。大変だからこそひっ付こうとしてるんだから。
淳ちゃん
それくらいしないと、世界相手には競争できないんでしょうね?
武坊
そういうことでしょうね。
淳ちゃん
今、世界一は中国だもんね。ビール消費国としてはね。
武坊
中国、ロシアに打って出たい、ていうことのようですけれども、その結果、どうなるんでしょうか?
GO!GO!NEWSでした。
(またもや、次回に続く)
2009年07月14日
地方分権その1
さて、月曜日から実質的にスタートする、と宣言した当ブログですが、のっけからアップがおくれてしまいました。
書き起こしに慣れていない、という事もありますが、何というか、その…
何で知事へのインタビューやねん!
まさか、武坊さんが本格始動すらしていない当ブログを見て、今日(日付が変わったので、昨日か…)のGO!GO!Newsでインタビューを流したわけではないでしょうが、
知事、早口過ぎます…
たった8分のインタビューを起こすのに、4時間近くかかってしまいました…
しかも、いつもより開始が早いし…
まあ、泣き言を言っても始まらないので、いざ、書き起こしスタート!
(※途中からの録音となったため、インタビュー前のやりとりの大部分はカットします。)
武坊
ここんところ国政転身が取りざたされておりまして、賛否両論渦巻いておるんですけれども、そもそも何故、国政じゃないと変えられないと思っていらっしゃるのか、あと地方分権、分権というけれども、それは知事さんだけじゃなく、そこに住んでいる県民にどういう良さをもたらすのか、もしくは、そういう風にしないと大変なことになるって言うけども、どういう大変な事になるのか、ていうのを、あんまりメディアはこれまで取り上げてこなかったと思うんです。
そこんところを直接知事がすうっとインタビューで答えてらっしゃるんです。
で、たいがいここら辺がカットになってるんです、なぜかっていうと、話が長くなるから。(笑)
でも、ラジオって長い話もお付き合いしてもらえるので。ということで今回はあえて皆さんにお聞きいただきます。
淳ちゃん
えっと、いつですか?インタビューは。
武坊
先週の金曜日、お昼3時から撮らせていただきました。
では、どうぞ。
(以下、インタビュー)
武坊
先日、元鳥取県知事の片山さん(※片山善博 現鳥取大学客員教授)ですかね、それこそ、『朝ズバッ』の中でちょっとおっしゃっていましたけど、どうも今、東国原知事ですとか、橋下知事の動きが、知事の自由に使える予算を勝ち取るとか、もしくは知事が権限を強化してもっと動きやすくするという方向は良く見えるんだけれども、その流れの末に、県民にどんな風にそれが良さがあるのかっていうのがいまいち具体的に伝わっていないんじゃないかっていうのがありますよね。
知事
そうなんですよね。言うんですけどね。ただ、これから言うことを多分カットしますよ、メディアは。だから生放送で言わんといかんですよね。
言うんですよ。このままだったら、行政サービス、住民サービスは確実に落ちます。つまり、地方の財政が倒産したら、夕張みたいに破綻するんです。
自治体が破綻したらどうなりますか?夕張どうなりました?水道料金は高くなる、公共料金は高くなる、職員は半分に減らされる、施設が崩れ落ちました。プールとか、あれが直せない、そういうことになるんですね。ですから、そうなるんです。
だからそれ、ずーっと言ってるんですけど、実感されないんですよね。
で、宮崎県も予算があと3年で組めなくなるって言ってるのに、「そんなことになるわけがない」とかですね、「夕張みたいな、そんな北海道のことでしょ」と。
宮崎県内で経常収支比率とか実質公債比率が、100を超えてる所って、実を言うと、何団体かあるんです、実際にね。
まぁだから…1回ちょっとそういう体験をせんと、なんか日本人の方っていうのはなかなか、要するに、食糧がガーンと上がったりですね、石油がガーンと上がったり、水道料金が上がったり、公共料金が上がったり、で、来るもの追われて年金が駄目になったりですね、生活保護が駄目になったりですね、医療費が高くなったり、直接響かないと、多分、分からないのかなぁっていうんですねぇ。
極端な話、コンビニの食料が半分なくなるとかですね、そういったことがないとちょっと分からんかもしれませんねぇ。
武坊
でも、地方といってもいろんな色合いの地方があって、多分、東国原知事がおっしゃるのに、そうだ、そうだ、その通りだ、と思う知事さんもいれば、いや、でもそんな地方分権で何もかんも任されたら責任もすごく重いから、いや~総論は賛成だけど、どうだろうな、ていう風にちょっと温度が違う方もいらっしゃるんじゃないですか。
知事
地方分権というのは、意思決定は地方でしましょう、我々でしましょう、それプラス、責任が課せられるんですよ。
例えば大きな工事をする時に、じゃあ、地方が大きなもの、「今度、橋を造りましょう」となった時に、これ200億円かかるとする。そうすると、地方が決めるんですね、皆でですね。
これ200億円をどうしますか?保険をちょっと減らして、あるいは税金を増やして200億になるんですけど、起債しても良いですか?て聞くんですよ、皆で。
あの橋は必要だから皆でじゃあ1万円ずつ出し合って起債しましょう、という話になる。
でもそれがもし無駄だった場合は皆で責任を持つ、という事ですから。これ、責任なんですね。
だから地方議会とか地方の職員とか、地域住民の方々が物凄く意識を高めなきゃならない。
今まで、国におんぶに抱っこで、国に任せとけ、任せて、責任問題になった時に「国がワー、これがワー」文句言う立場ね。
でも任せている立場ですからね。お任せしている訳だから、こりゃいかんですよ。
地方、ていうのは地方が考えて意思決定して決めるわけですから、地方が責任持たなきゃならない。
これが”分権”、本当の”分権”なんです。
だから、そんな大役は任せられん、責任は持てんから、国に押し付けよう、と思ってらっしゃる方は多分、中央集権のまま、という事でしょうね。
武坊
そこが一枚岩にならないのが、今回ちょっと、物足りなく感じていらっしゃるんじゃないですか?
知事
ですね。だから僕らが手を挙げても、「全国知事会でやりましょう!」、て言っても各県知事さんは…橋下さんがこれおっしゃった事ですよ。
県民党だとか何とか言ってると。県民党!?じゃあ、県民党といって分権が進まず、中央集権のままで国が衰微・衰退していったら、これは県民党だから、県民の総意、総意識だから、このまま財政破綻してしまいました、それで良いのか?てですね。
だから…こう足並みが揃わないのはですね、直轄負担金もそうですからね。負担金を全員が全員、廃止してくれ、て言ってないんですよ。じゃあ、ウチは負担金払っても良いから、道路をやって欲しい、河川をやって欲しい、ていう地域もあるわけですからね。
こりゃなかなか足並みは揃わないと思うんですけれども、今、これを揃わせないと、あるいは中央からですね…これ、話しようかな、手が差し伸べられてるんですよ。「お前ら、反対してくれ」と。「分権に反対してくれ」と。
武坊
それはやっぱり補助金だったり、色んなものを…
知事
そういうものもありますし、ウラもありますしね。
反対してくれたら、それは中央の味方じゃないですか。
だから、中央とのパイプが繋がっている人間というのは、僕は一概には言いませんよ、中央からのOBという方達がいらっしゃる、まあ、そういった時に中央の力になってくれるだろうという事もある。
だから片山さんなんかは旧自治省の人間ですけれども、あの人、変わってます。ホントに改革派。で、ただね、片山さんはね、外にいるから言えるんですよ。一生懸命あの人も改革やりましたけれども、なかなかね、手枷足枷外すことはちょっとできなかった、とおっしゃってますからね。
でもまあ、僕らは現職でありながらそれをやってる、ということなので、今までそんなに地方分権だったり中央政界と中央省庁ですね、あるいは霞が関に物申した人間はいないんじゃないか、直接行動を起こしている方は、あまりいらっしゃらないんじゃないかと思いますね。
でも、誰かが、やっぱやらないと、これでね、地方分権がガガー、と進むとは思ってないんです。ただ、牙城の一個は崩さないといけない。地方はもう言う通りにはならんよ、と、言うよ、と、で、抵抗するよ、というのを見せないとですね。それで崩されたらしょうがないですね。
武坊
でも、ちょっとここにきて、動きが止まってしまった感がありますね。
何かこう、次なる一手で、何かこう、動かさないことには、もう本当、自民党さんからの返事待ち、というところで今止まっているように思えます。
知事
いや、もう兎に角、この設計図ていうマニフェストに盛り込んでもらわないと、まずこれがルールになりますからね。
これを盛り込んでないのに、ガーガーと言っても、もうしょうがないので、マニフェストを見てですね、そういう姿勢、ていうこと、4年間でこれを達成するということなのでそれのお約束を見てから行動しなきゃいけないのかな、と。
後はもう、ジリジリ待たせて…気勢を削ぐ、て言うか、世の中の盛り上がりを骨抜きにするみたいなところも、私はちょっと感じてるんですよね。
ですから、兎に角2カ月以内には総選挙があるわけですから、これから、もう国政を注視してですね、与野党さんがどういう政策を出されるのか、これが地域住民にどう影響するのか、具体的に見ていって、地方分権だけじゃないんですけども、色んな、やっぱ国政、ていうのは国防とかですね、外交とか、あるいは年金、教育、保険、社会保障関係とか色々ありますけれども、そういったものを見て、選んでいただきたいな、と。
選んだ以上は、でも、責任を持っていただかないと。
民主党さんが政権与党になって…例えば、ですよ。民主党さんが直轄事業を半分にする、公共工事を半分にすると言っておられますから、宮崎に公共工事が半減化されても文句は言わんで下さいよ。ね。それは責任ということですからね。
武坊
選んだ責任ですからね。
知事
そういうことです。
武坊
分かりました。
すみません、時間オーバーさせてしまいました。ありがとうございました。
知事
ありがとうございました。
(以下、次回に続く)
書き起こしに慣れていない、という事もありますが、何というか、その…
何で知事へのインタビューやねん!
まさか、武坊さんが本格始動すらしていない当ブログを見て、今日(日付が変わったので、昨日か…)のGO!GO!Newsでインタビューを流したわけではないでしょうが、
知事、早口過ぎます…
たった8分のインタビューを起こすのに、4時間近くかかってしまいました…
しかも、いつもより開始が早いし…
まあ、泣き言を言っても始まらないので、いざ、書き起こしスタート!
(※途中からの録音となったため、インタビュー前のやりとりの大部分はカットします。)
武坊
ここんところ国政転身が取りざたされておりまして、賛否両論渦巻いておるんですけれども、そもそも何故、国政じゃないと変えられないと思っていらっしゃるのか、あと地方分権、分権というけれども、それは知事さんだけじゃなく、そこに住んでいる県民にどういう良さをもたらすのか、もしくは、そういう風にしないと大変なことになるって言うけども、どういう大変な事になるのか、ていうのを、あんまりメディアはこれまで取り上げてこなかったと思うんです。
そこんところを直接知事がすうっとインタビューで答えてらっしゃるんです。
で、たいがいここら辺がカットになってるんです、なぜかっていうと、話が長くなるから。(笑)
でも、ラジオって長い話もお付き合いしてもらえるので。ということで今回はあえて皆さんにお聞きいただきます。
淳ちゃん
えっと、いつですか?インタビューは。
武坊
先週の金曜日、お昼3時から撮らせていただきました。
では、どうぞ。
(以下、インタビュー)
武坊
先日、元鳥取県知事の片山さん(※片山善博 現鳥取大学客員教授)ですかね、それこそ、『朝ズバッ』の中でちょっとおっしゃっていましたけど、どうも今、東国原知事ですとか、橋下知事の動きが、知事の自由に使える予算を勝ち取るとか、もしくは知事が権限を強化してもっと動きやすくするという方向は良く見えるんだけれども、その流れの末に、県民にどんな風にそれが良さがあるのかっていうのがいまいち具体的に伝わっていないんじゃないかっていうのがありますよね。
知事
そうなんですよね。言うんですけどね。ただ、これから言うことを多分カットしますよ、メディアは。だから生放送で言わんといかんですよね。
言うんですよ。このままだったら、行政サービス、住民サービスは確実に落ちます。つまり、地方の財政が倒産したら、夕張みたいに破綻するんです。
自治体が破綻したらどうなりますか?夕張どうなりました?水道料金は高くなる、公共料金は高くなる、職員は半分に減らされる、施設が崩れ落ちました。プールとか、あれが直せない、そういうことになるんですね。ですから、そうなるんです。
だからそれ、ずーっと言ってるんですけど、実感されないんですよね。
で、宮崎県も予算があと3年で組めなくなるって言ってるのに、「そんなことになるわけがない」とかですね、「夕張みたいな、そんな北海道のことでしょ」と。
宮崎県内で経常収支比率とか実質公債比率が、100を超えてる所って、実を言うと、何団体かあるんです、実際にね。
まぁだから…1回ちょっとそういう体験をせんと、なんか日本人の方っていうのはなかなか、要するに、食糧がガーンと上がったりですね、石油がガーンと上がったり、水道料金が上がったり、公共料金が上がったり、で、来るもの追われて年金が駄目になったりですね、生活保護が駄目になったりですね、医療費が高くなったり、直接響かないと、多分、分からないのかなぁっていうんですねぇ。
極端な話、コンビニの食料が半分なくなるとかですね、そういったことがないとちょっと分からんかもしれませんねぇ。
武坊
でも、地方といってもいろんな色合いの地方があって、多分、東国原知事がおっしゃるのに、そうだ、そうだ、その通りだ、と思う知事さんもいれば、いや、でもそんな地方分権で何もかんも任されたら責任もすごく重いから、いや~総論は賛成だけど、どうだろうな、ていう風にちょっと温度が違う方もいらっしゃるんじゃないですか。
知事
地方分権というのは、意思決定は地方でしましょう、我々でしましょう、それプラス、責任が課せられるんですよ。
例えば大きな工事をする時に、じゃあ、地方が大きなもの、「今度、橋を造りましょう」となった時に、これ200億円かかるとする。そうすると、地方が決めるんですね、皆でですね。
これ200億円をどうしますか?保険をちょっと減らして、あるいは税金を増やして200億になるんですけど、起債しても良いですか?て聞くんですよ、皆で。
あの橋は必要だから皆でじゃあ1万円ずつ出し合って起債しましょう、という話になる。
でもそれがもし無駄だった場合は皆で責任を持つ、という事ですから。これ、責任なんですね。
だから地方議会とか地方の職員とか、地域住民の方々が物凄く意識を高めなきゃならない。
今まで、国におんぶに抱っこで、国に任せとけ、任せて、責任問題になった時に「国がワー、これがワー」文句言う立場ね。
でも任せている立場ですからね。お任せしている訳だから、こりゃいかんですよ。
地方、ていうのは地方が考えて意思決定して決めるわけですから、地方が責任持たなきゃならない。
これが”分権”、本当の”分権”なんです。
だから、そんな大役は任せられん、責任は持てんから、国に押し付けよう、と思ってらっしゃる方は多分、中央集権のまま、という事でしょうね。
武坊
そこが一枚岩にならないのが、今回ちょっと、物足りなく感じていらっしゃるんじゃないですか?
知事
ですね。だから僕らが手を挙げても、「全国知事会でやりましょう!」、て言っても各県知事さんは…橋下さんがこれおっしゃった事ですよ。
県民党だとか何とか言ってると。県民党!?じゃあ、県民党といって分権が進まず、中央集権のままで国が衰微・衰退していったら、これは県民党だから、県民の総意、総意識だから、このまま財政破綻してしまいました、それで良いのか?てですね。
だから…こう足並みが揃わないのはですね、直轄負担金もそうですからね。負担金を全員が全員、廃止してくれ、て言ってないんですよ。じゃあ、ウチは負担金払っても良いから、道路をやって欲しい、河川をやって欲しい、ていう地域もあるわけですからね。
こりゃなかなか足並みは揃わないと思うんですけれども、今、これを揃わせないと、あるいは中央からですね…これ、話しようかな、手が差し伸べられてるんですよ。「お前ら、反対してくれ」と。「分権に反対してくれ」と。
武坊
それはやっぱり補助金だったり、色んなものを…
知事
そういうものもありますし、ウラもありますしね。
反対してくれたら、それは中央の味方じゃないですか。
だから、中央とのパイプが繋がっている人間というのは、僕は一概には言いませんよ、中央からのOBという方達がいらっしゃる、まあ、そういった時に中央の力になってくれるだろうという事もある。
だから片山さんなんかは旧自治省の人間ですけれども、あの人、変わってます。ホントに改革派。で、ただね、片山さんはね、外にいるから言えるんですよ。一生懸命あの人も改革やりましたけれども、なかなかね、手枷足枷外すことはちょっとできなかった、とおっしゃってますからね。
でもまあ、僕らは現職でありながらそれをやってる、ということなので、今までそんなに地方分権だったり中央政界と中央省庁ですね、あるいは霞が関に物申した人間はいないんじゃないか、直接行動を起こしている方は、あまりいらっしゃらないんじゃないかと思いますね。
でも、誰かが、やっぱやらないと、これでね、地方分権がガガー、と進むとは思ってないんです。ただ、牙城の一個は崩さないといけない。地方はもう言う通りにはならんよ、と、言うよ、と、で、抵抗するよ、というのを見せないとですね。それで崩されたらしょうがないですね。
武坊
でも、ちょっとここにきて、動きが止まってしまった感がありますね。
何かこう、次なる一手で、何かこう、動かさないことには、もう本当、自民党さんからの返事待ち、というところで今止まっているように思えます。
知事
いや、もう兎に角、この設計図ていうマニフェストに盛り込んでもらわないと、まずこれがルールになりますからね。
これを盛り込んでないのに、ガーガーと言っても、もうしょうがないので、マニフェストを見てですね、そういう姿勢、ていうこと、4年間でこれを達成するということなのでそれのお約束を見てから行動しなきゃいけないのかな、と。
後はもう、ジリジリ待たせて…気勢を削ぐ、て言うか、世の中の盛り上がりを骨抜きにするみたいなところも、私はちょっと感じてるんですよね。
ですから、兎に角2カ月以内には総選挙があるわけですから、これから、もう国政を注視してですね、与野党さんがどういう政策を出されるのか、これが地域住民にどう影響するのか、具体的に見ていって、地方分権だけじゃないんですけども、色んな、やっぱ国政、ていうのは国防とかですね、外交とか、あるいは年金、教育、保険、社会保障関係とか色々ありますけれども、そういったものを見て、選んでいただきたいな、と。
選んだ以上は、でも、責任を持っていただかないと。
民主党さんが政権与党になって…例えば、ですよ。民主党さんが直轄事業を半分にする、公共工事を半分にすると言っておられますから、宮崎に公共工事が半減化されても文句は言わんで下さいよ。ね。それは責任ということですからね。
武坊
選んだ責任ですからね。
知事
そういうことです。
武坊
分かりました。
すみません、時間オーバーさせてしまいました。ありがとうございました。
知事
ありがとうございました。
(以下、次回に続く)
Posted by なまくら at
01:08
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2009年07月12日
マスコミの切り貼り記事に思う
当ブログの実質的な始動は明日からですが、先週の「GO!GO!News」で、武坊さんが気になるコメントをしていたので、ひとこと。(録音しておらず、発言内容はうろ覚えなので、あしからず)
東国原知事の衆院選出馬問題がその日のテーマでしたが、武坊さん、知事に20分程度のインタビューをされたそうです。しかし、その映像が実際にテレビに映し出されたのはわずか数分だったとの事で。
武坊さん曰く、「20分のインタビュー内容をカットして数分に絞って視聴者に伝えるわけやろ?話した何分の一かを報道するだけで、本当に知事の真意が伝わるんやろうか?(要旨)」
伝わるわけありません。ハイ。
まず第一に、皆さんも多少なりと経験があるでしょうが、自分の考えを相手に伝える、という事は、例え面と向かって話ししても、意外と難しいものです。ましてや、インタビューとなると、受ける側は、事前に聞かれる内容を知って、それに的確な答えを用意しているわけではないでしょう。当然、理路整然と答えられるわけもなく、発言途中に前の発言に対する説明や釈明を加えることもあるでしょうし、途中で自分が何を言いたいのかわからなくなって、1から仕切りなおすこともあるでしょう。(私がブログの本文を書いていても、このザマです)
第二に、それを編集する段階で、今度は編集者の解釈が入ります。実際に編集者がコメントを加えるわけではないですが、「このインタビュー内容はこうだ」というものが編集者の頭にはあるでしょうから、意識する、しないに関わらず、編集者が意図した、ある意味都合のいい文章ができあがります。
仮に、MRTとUMK、それにNHKが同じ20分のインタビューを、せーの、で編集して2分なら2分の枠内に仕上げた場合、その編集された3種類の記事を見て、視聴者が知事に対して持つ印象は全く異なるものになるでしょう。
第三に、直接対面して話を聞くか、あるいはノーカットの映像を見せられたとしても、受け手側には、既に話し手に対して様々な先入観が存在しており、それが公正中立に話を受け取る目を曇らせてしまいます。
結局、知事の頭から視聴者の頭に届くまでに、視聴者は知事の表現方法の優劣、マスコミの編集、視聴者の先入観、という3つのフィルターを通して、初めて情報に接しているので、100%の真意が伝わることは、ほぼ不可能です。
さて、中でも一番分厚く、不透明なフィルターがマスコミの編集でしょう。
彼らは、自分たちが情報を独占しているのをいいことに、発言内容を勝手に切り貼りしていきます。それはまるで、愉快犯が新聞の文字を切り貼りして脅迫文を作る姿に似ています。
そうやって切り貼りした情報は、あら不思議、報道各社のイデオロギーに合致する情報に生まれ変わります。
例えが適切かどうかはわかりませんが、10年程前、石原東京都知事による、いわゆる「三国人発言」がありました。
都知事は、悪化する治安に懸念を抱いており、立場上も治安維持に対する見解を述べる必要がありました。そこで、「不法入国した多くの三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており、大きな災害が起きた時には騒擾すら想定される」と発言したのです。
ところが、朝日新聞などは、その内の、「三国人」の部分だけを切り抜き、差別発言だ、などと大々的に報道しました。
恐らく、「不法入国」という単語だけが朝日新聞のフィルターにひっかかり、「三国人」以下だけが記者の脳内にとどまったのでしょう。そうして思考停止状態で発信された記事は、「知事の差別発言」という、本来あるべき記事とは似ても似つかないものになりました。(蛇足ですが、「三国人」は差別用語ではありません。)
一昔前ならば、この程度の歪曲報道でも、視聴者、読者をだますことはできたでしょう。しかし、今や我々には強力な武器があります。言わずと知れた、インターネットです。
日々、何千、何万の一市民がネット上で意見を交換し合い、おかしいと思う報道には検証のメスが入るようになりました。
例えば、首相のぶら下がり報道のように、各局が同じ映像を使う報道画面を並列させ、ユーチューブなどの動画投稿サイトに配信しているものがあります。これをよーく見てみると、ある局だけ、重要な部分がカットされているのが一目瞭然、なのです。
これから先、こういった検証は増えていくでしょう。多くのネットユーザーは、マスコミに不信を抱いているのですから。
よって、少なくとも、編集の加わっていない、ナマの情報を、我々が入手し、一人ひとりが考えていける環境を、マスコミは整える責任があると思います。公正中立を立証するためにも。
武坊さんがそこまで考えたかどうかは分かりませんが、最後の方に、
「せっかくMRTもサイトを開設しているんだから、インタビューを全部乗っけて、全部聞きたい人は聞けるようにする、そういうことが必要になってくるんじゃないかな?(要旨)」
とおっしゃってました。
マスコミの中の人の武坊さんに、どれだけできるか分かりませんが、期待してますよ
ところで、その日のテーマは知事の国政出馬問題でしたが、コメントではその内容に全く触れていませんでした・・・いいけどね。
東国原知事の衆院選出馬問題がその日のテーマでしたが、武坊さん、知事に20分程度のインタビューをされたそうです。しかし、その映像が実際にテレビに映し出されたのはわずか数分だったとの事で。
武坊さん曰く、「20分のインタビュー内容をカットして数分に絞って視聴者に伝えるわけやろ?話した何分の一かを報道するだけで、本当に知事の真意が伝わるんやろうか?(要旨)」
伝わるわけありません。ハイ。
まず第一に、皆さんも多少なりと経験があるでしょうが、自分の考えを相手に伝える、という事は、例え面と向かって話ししても、意外と難しいものです。ましてや、インタビューとなると、受ける側は、事前に聞かれる内容を知って、それに的確な答えを用意しているわけではないでしょう。当然、理路整然と答えられるわけもなく、発言途中に前の発言に対する説明や釈明を加えることもあるでしょうし、途中で自分が何を言いたいのかわからなくなって、1から仕切りなおすこともあるでしょう。(私がブログの本文を書いていても、このザマです)
第二に、それを編集する段階で、今度は編集者の解釈が入ります。実際に編集者がコメントを加えるわけではないですが、「このインタビュー内容はこうだ」というものが編集者の頭にはあるでしょうから、意識する、しないに関わらず、編集者が意図した、ある意味都合のいい文章ができあがります。
仮に、MRTとUMK、それにNHKが同じ20分のインタビューを、せーの、で編集して2分なら2分の枠内に仕上げた場合、その編集された3種類の記事を見て、視聴者が知事に対して持つ印象は全く異なるものになるでしょう。
第三に、直接対面して話を聞くか、あるいはノーカットの映像を見せられたとしても、受け手側には、既に話し手に対して様々な先入観が存在しており、それが公正中立に話を受け取る目を曇らせてしまいます。
結局、知事の頭から視聴者の頭に届くまでに、視聴者は知事の表現方法の優劣、マスコミの編集、視聴者の先入観、という3つのフィルターを通して、初めて情報に接しているので、100%の真意が伝わることは、ほぼ不可能です。
さて、中でも一番分厚く、不透明なフィルターがマスコミの編集でしょう。
彼らは、自分たちが情報を独占しているのをいいことに、発言内容を勝手に切り貼りしていきます。それはまるで、愉快犯が新聞の文字を切り貼りして脅迫文を作る姿に似ています。
そうやって切り貼りした情報は、あら不思議、報道各社のイデオロギーに合致する情報に生まれ変わります。
例えが適切かどうかはわかりませんが、10年程前、石原東京都知事による、いわゆる「三国人発言」がありました。
都知事は、悪化する治安に懸念を抱いており、立場上も治安維持に対する見解を述べる必要がありました。そこで、「不法入国した多くの三国人、外国人が凶悪な犯罪を繰り返しており、大きな災害が起きた時には騒擾すら想定される」と発言したのです。
ところが、朝日新聞などは、その内の、「三国人」の部分だけを切り抜き、差別発言だ、などと大々的に報道しました。
恐らく、「不法入国」という単語だけが朝日新聞のフィルターにひっかかり、「三国人」以下だけが記者の脳内にとどまったのでしょう。そうして思考停止状態で発信された記事は、「知事の差別発言」という、本来あるべき記事とは似ても似つかないものになりました。(蛇足ですが、「三国人」は差別用語ではありません。)
一昔前ならば、この程度の歪曲報道でも、視聴者、読者をだますことはできたでしょう。しかし、今や我々には強力な武器があります。言わずと知れた、インターネットです。
日々、何千、何万の一市民がネット上で意見を交換し合い、おかしいと思う報道には検証のメスが入るようになりました。
例えば、首相のぶら下がり報道のように、各局が同じ映像を使う報道画面を並列させ、ユーチューブなどの動画投稿サイトに配信しているものがあります。これをよーく見てみると、ある局だけ、重要な部分がカットされているのが一目瞭然、なのです。
これから先、こういった検証は増えていくでしょう。多くのネットユーザーは、マスコミに不信を抱いているのですから。
よって、少なくとも、編集の加わっていない、ナマの情報を、我々が入手し、一人ひとりが考えていける環境を、マスコミは整える責任があると思います。公正中立を立証するためにも。
武坊さんがそこまで考えたかどうかは分かりませんが、最後の方に、
「せっかくMRTもサイトを開設しているんだから、インタビューを全部乗っけて、全部聞きたい人は聞けるようにする、そういうことが必要になってくるんじゃないかな?(要旨)」
とおっしゃってました。
マスコミの中の人の武坊さんに、どれだけできるか分かりませんが、期待してますよ
ところで、その日のテーマは知事の国政出馬問題でしたが、コメントではその内容に全く触れていませんでした・・・いいけどね。
2009年07月12日
ブログ開設
初めまして。当ブログの主、なまくらです。
本日より、初のブログを立ち上げました。
目的は、「GO!GO!News」を一刀両断にバッサリ斬ること。
さて、「GO!GO!News」とは何ぞや?という人に解説を。
AMラジオ番組なので、知ってる人がどれだけいるかはわかりませんが、毎週月、火曜日の13時から、MRTラジオ(宮崎放送)で「武坊、淳ちゃんの”GO!GO!ワイド”」というトーク番組を放送しています。その中の1コーナーが「GO!GO!News」で、武坊こと川野武文アナと淳ちゃんこと坂井淳子アナが気になるニュースをピックアップし、コメントしています。
主にコメントを担当されている武坊さんは、MRTアナウンサーとしては珍しく、真っ当な見識を持っている方ですが、時々、まあ、なんていうか、”マスコミらしい”仕事もされる事があります。そんな時、なまくらとしては反論を投稿したいのですが、平日の午後という時間帯が災いし、滅多にそれができません。(じゃあ、なんでラジオ聴けるのさ、なんてコメントがかえってきそうですが、それは、まあ・・・(^^ゞ
と言うことで立ち上げたのがこのブログです。今後は、録音→書き起こし→コメントというスタイルで記事を増やしていこうかと考えています。日によっては、アップが数日遅れることもあるかもしれませんが、気にせず待っていただければ幸いです。あと、なまくらなもんで、切れ味のほどは保証しかねます
早速、明日から本格的に始動します。拙いブログですが、今後ともよろしくお願いします。<(_ _)>
本日より、初のブログを立ち上げました。
目的は、「GO!GO!News」を一刀両断にバッサリ斬ること。
さて、「GO!GO!News」とは何ぞや?という人に解説を。
AMラジオ番組なので、知ってる人がどれだけいるかはわかりませんが、毎週月、火曜日の13時から、MRTラジオ(宮崎放送)で「武坊、淳ちゃんの”GO!GO!ワイド”」というトーク番組を放送しています。その中の1コーナーが「GO!GO!News」で、武坊こと川野武文アナと淳ちゃんこと坂井淳子アナが気になるニュースをピックアップし、コメントしています。
主にコメントを担当されている武坊さんは、MRTアナウンサーとしては珍しく、真っ当な見識を持っている方ですが、時々、まあ、なんていうか、”マスコミらしい”仕事もされる事があります。そんな時、なまくらとしては反論を投稿したいのですが、平日の午後という時間帯が災いし、滅多にそれができません。(じゃあ、なんでラジオ聴けるのさ、なんてコメントがかえってきそうですが、それは、まあ・・・(^^ゞ
と言うことで立ち上げたのがこのブログです。今後は、録音→書き起こし→コメントというスタイルで記事を増やしていこうかと考えています。日によっては、アップが数日遅れることもあるかもしれませんが、気にせず待っていただければ幸いです。あと、なまくらなもんで、切れ味のほどは保証しかねます
早速、明日から本格的に始動します。拙いブログですが、今後ともよろしくお願いします。<(_ _)>
Posted by なまくら at
12:32
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