2012年03月29日

旅立つ方々へ

 春は出会いの季節でもあり、別れの季節でもあります。

 なまくらの近辺でも、新たな人生に向けて旅立つ人たちが大勢いました。

 特に、今年は、かれこれ10年近い付き合いになる知人が、新天地に向け、旅立つことになりました。行き先は東北・宮城県です。

 彼は、震災の復興支援の為、遠く離れた彼の地に新たな職場を見出したのです。

 なまくらも、震災直後は要請があれば行く気でした。しかし、時間が経つにつれ、「自分のような者が行って役に立つのだろうか、むしろ復興の妨げになりはしないだろうか」とか「行けば今の職場に迷惑をかけるのでは」などと思いだし、結局1年が経過してしまいました。そして、震災は次第にWEB画面や新聞紙面の向こう側の世界、と無意識に思うようになっていたのです。

 彼からの一報は、そんな自分に、後頭部を蹴られたような強い衝撃を与えました。
 自分があれこれと言い訳を考えていた中、彼は行動でそれを示したのです。

 先日会った彼の表情に迷いはなく、むしろ生き生きとしているようでもありました。
 そんな彼に、なまくらは「宮城の為、宮崎の為、日本の為、これからの子供たちの為に頑張ってきてください」とエールを送りました。自分が行動できなかった分を彼に託しているようで、後になってとても気恥ずかしい思いをしました。

 全国から、大勢の人が被災地にかけつけ、復興の支援をしています。未だ見つからない行方不明者を捜索する自衛隊や警察、消防、海上保安庁などの職員の方々、インフラ復旧や本格的な復興の為派遣された建設業や建設コンサルタント、自治体職員、電力・ガスなどインフラ関連業界の方々、原発関連業界の方々、改めて、頭が下がる思いです。

 安全な場所から、ぬくぬくと生活しながらで申し訳なく思いますが、


どうか無理をなさらず、体を大事にしながら、頑張ってください。
 皆様のご健闘とご無事をお祈り申し上げます。  


Posted by なまくら at 00:16Comments(0)