2012年05月20日
NHK不祥事から考えるマスゴミ対策
またまたNHKで不祥事です。
NHK鹿児島の委託社員が契約書偽造し受信料を徴収
NHK鹿児島放送局が受信料の契約業務などを委託している会社の男性契約社員が、鹿児島県霧島市の男性(70)の衛星放送受信契約書を偽造し、男性の口座から半年分の受信料5440円が引き落とされていたことが13日、分かった。NHK鹿児島放送局と委託会社は、男性に謝罪し受信料を返還した。
同放送局によると、契約社員は男性の名前、住所を記入し、同姓の印鑑を押して契約書を偽造しており、本人も認めているという。男性は以前から地上波の契約をしていた。
引き落としは4月26日付。5月1日に男性の親族がNHKのコールセンターに「NHK名義で身に覚えのない引き落としがある」と問い合わせ、発覚した。
NHK鹿児島放送局の森田泰孝副局長は「委託管理会社の管理不徹底により、このような事態を招き、お客さまにご迷惑、ご心配をおかけしたことを申し訳なく思います。管理指導の徹底を行っていきます」とコメントした。
(MSN産経ニュースより転載)
NHKの不祥事と言えば、平成21年4月5日に放送された、NHKスペシャル「JAPANデビュー・第一回 アジアの“一等国”」の中で、「台湾人は漢民族」から始まり、「日台戦争」「人間動物園」などの聞きなれない刺激的な言葉を駆使し、台湾人のお年寄りのインタビューを恣意的に編集して、「台湾は反日国」であるかのような間違った印象を植え付ける、非常に偏向した番組であったとの批判が多く出ています。
この事件については、チャンネル桜などの現地取材により、恣意的な編集が明らかになり、インタビューに答えたご本人達から怒りの声が上がっています。
NHK番組「JAPAN・デビュー」に対する抗議と訂正を求める文書
去る4月5日に放映されました「JAPANデビュー・アジアの一等国」では、台湾での取材で、多くの意見が出たにもかかわらずそれを公平にとりあげていなく、編集の偏向、歪曲がうかがえます。
ことに下記の四つの点の歴史解釈については、間違いであるとして此処に抗議と訂正を要求いたします。
1、人間動物園
これは当時の白人の優越感から生れた言葉ではあるが、バイワン族の正装した写真を「人間動物園」と字幕つきで紹介するのは、不適切である。高士村の人々は、今でもこれを村の栄誉としており、英国へ行った村の人々は、非常に優遇されていた様子が、1910年台湾総督府発行の「台湾日日新報」9月29日と 30日付けの1面記事に詳しく記載されている。彼等の踊りは後に旧制台北高等学校で毎年の記念祭でも、圧巻のショーとして披露されている。パイワン族に対する人権問題である。
2、日台戦争
戦争という言葉は、この場合不適切である。清国が台湾を日本に割醸して日本領台当初は台湾における反抗は強かったが、それは戦争ではなく「武装抵抗」という表現にするべきである。
3、漢民族
台湾では、戦後大陸から逃げてきた中国人を除いては、自らを漢民族と思うより、台湾人と思っている人間が圧倒的に多い。番組で漢民族と強調することは、 DNAも漢民族とは異なる台湾人に対して恣意的な解釈を押し付けられる感を免れない。ここ二十年間、台湾人としてのアイデンティティーが根付いてきて普及している現在、今更なぜ「漢民族」を強調するのか疑問に感じる。
4、中国語
当時台湾の人々が使っていたのは、所謂台湾語と呼ばれている●南語、それに客家語と、先住民族の各部族の言葉であり、決して中国語ではない。なぜ、( )までつけて(中国語)と説明するのか不可解である。
以上の四つの点を特に、NHKに対して抗議し、訂正を求めます。
台湾台北市●●●●●段●号● 柯 徳三 (印)
*文中「●南語」(びんなんご)の●は「門の中に虫」です。
(日本李登輝友の会サイトより転載)
また、在日台湾人の団体からも抗議文が送られています。
【在日台湾同郷会声明文】NHKは台湾人の敵だ
在日台湾同郷会会長 黄俊銘
NHKが4月5日に放送した「NHKスペシャル|シリーズJAPANデビュー」の第1回「アジアの“一等国”」は明らかに日本人自身による反日番組だった。
日本の台湾統治の苛酷さを強調し、日本とアジアの今後の関係の在り方を問う内容だったが、我々はこれを見て驚愕した。
まず歴史の捏造だ。数々の事実歪曲の中でも、台湾人として特に許せないのは、台湾人を「漢民族」と呼び、台湾語を「中国語」と呼んだことだ。
NHKはこれまで放送の中で、中国の地図に台湾を含めるなど、中国の「一つの中国」との誤った主張を敢えて受け入れ、日本人に対して中国の宣伝の代行を行ってきたが、今回はそのような事実歪曲を歴史番組でも行ったのだ。
そうした中で、台湾の老人たちに日本への思いを語らせ、その内日本への不満と取れる部分だけを放送した。これは台湾人を反日宣伝に利用であった。
番組では「今も日本統治の傷が残る」としながら、制作者は台湾を親日的と認めると話している。中国は日本に抵抗しない台湾人の親日を奴隷化教育の影響と呼んできたが、NHKも台湾人を奴隷と見なしているのか。
このように、どこまでも台湾人を侮辱した上、台湾を反日国家のように描いて日本の視聴者たちを誤解させ、日台分断を図ろうとするNHKは、まさに中国の代理人と言うことができる。
中国の台湾侵略に加担しようとするNHKは、台湾人の敵だ。
我々は断じてこれを許すわけにはいかない。
(メールマガジン「台湾の声」5月3日号より転載 )
この他にも数多くの抗議文や抗議活動が行われたにも関わらず、NHK側はのらりくらりと回答をはぐらかし、誠実さの欠片もありませんでした。
そしてついに、当の台湾人を含む1万人以上という、史上最大規模の集団訴訟を起こされたのです。
このことをご存じない方も多いかと思われます。それはそうでしょう。地上波を始め、このニュースを取り上げた放送局はほとんど無かったのですから。辛うじて取り上げたのが、当のNHKだったというから、ちょっとした喜劇です。
新聞紙でも取り上げたのは産経新聞くらいではないでしょうか。
このように、親日的な抗議等がニュースとして取り扱われないのが今の歪んだマスコミ界の実態です。反日的な抗議活動なら、例え30人規模でもニュースになっていた筈です。
このマスコミの偏向姿勢は政治問題だけにとどまりません。
消費増税は読売新聞を筆頭に大増税キャンペーンを展開していますし、TPPについてもそうです。
例えば、アメリカで公共事業を含む景気対策をとろうとしていることについて記者発表があっても、その部分だけ削除して配信したり、自民党の「日本の再起のための政策(原案)」についての記事で消費税10%を殊更強調したり、やりたい放題です。
前者はわかりやすいでしょうが、後者については勿論、「ほら、自民党も消費税上げるって言ってるぞ」と世論をミスリードしていきたい為です。
TPPについても、農協と医師会だけが反対しているような雰囲気を作り出そうとしているのがよくわかります。ISD条項についても、「日本は発展途上国ではないから無問題」的な反論をしていますが、カナダやオーストラリアの例が紹介されることはまずありません。
このようにマスコミは常に偏向するものです。最近は、そのマスコミに踊らされて行動する人たちのことを「B層」というらしいのですが、B層がどんどん増殖しているのが今の日本ではないか、と思います。
郵政解散、政権交代、そして橋下大阪市長誕生と、ここ数年の注目選挙は軒並み「風」によって決まっています。
まあ、橋下市長の場合は大々的なネガティブキャンペーンもあったので、B層選挙とは言えないでしょうが、その後の維新旋風を見ていると、候補者すら決まっていないのに維新の支持率6割などという結果が出ていることから、次の選挙でもB層が大活躍する事態になる恐れは十分あります。
「民主はダメだったけど、自民もダメ」
という声はB層からよく聞くセリフですが、具体的に何がダメなのか、は答えられないか、答えたとして、それに対する反論をしても、まともな再反論が返ってくることはほとんどありません。
結局のところ、一人ひとりが気づくしかないのですが、ネットに多くの有志が様々な情報を流してくれるおかげで、20年前に比べて遥かに容易にそれが可能になりました。
あとは、いかにして正しい情報にアクセスし、正しい情報とデマや偽情報を判別し、正しい判断を下すかは、本人のスキルやネットリテラシーに依ります。
少しでも正しい情報が多くの国民に伝わるよう、なまくらも頑張りたいと思います。
NHK鹿児島の委託社員が契約書偽造し受信料を徴収
NHK鹿児島放送局が受信料の契約業務などを委託している会社の男性契約社員が、鹿児島県霧島市の男性(70)の衛星放送受信契約書を偽造し、男性の口座から半年分の受信料5440円が引き落とされていたことが13日、分かった。NHK鹿児島放送局と委託会社は、男性に謝罪し受信料を返還した。
同放送局によると、契約社員は男性の名前、住所を記入し、同姓の印鑑を押して契約書を偽造しており、本人も認めているという。男性は以前から地上波の契約をしていた。
引き落としは4月26日付。5月1日に男性の親族がNHKのコールセンターに「NHK名義で身に覚えのない引き落としがある」と問い合わせ、発覚した。
NHK鹿児島放送局の森田泰孝副局長は「委託管理会社の管理不徹底により、このような事態を招き、お客さまにご迷惑、ご心配をおかけしたことを申し訳なく思います。管理指導の徹底を行っていきます」とコメントした。
(MSN産経ニュースより転載)
NHKの不祥事と言えば、平成21年4月5日に放送された、NHKスペシャル「JAPANデビュー・第一回 アジアの“一等国”」の中で、「台湾人は漢民族」から始まり、「日台戦争」「人間動物園」などの聞きなれない刺激的な言葉を駆使し、台湾人のお年寄りのインタビューを恣意的に編集して、「台湾は反日国」であるかのような間違った印象を植え付ける、非常に偏向した番組であったとの批判が多く出ています。
この事件については、チャンネル桜などの現地取材により、恣意的な編集が明らかになり、インタビューに答えたご本人達から怒りの声が上がっています。
NHK番組「JAPAN・デビュー」に対する抗議と訂正を求める文書
去る4月5日に放映されました「JAPANデビュー・アジアの一等国」では、台湾での取材で、多くの意見が出たにもかかわらずそれを公平にとりあげていなく、編集の偏向、歪曲がうかがえます。
ことに下記の四つの点の歴史解釈については、間違いであるとして此処に抗議と訂正を要求いたします。
1、人間動物園
これは当時の白人の優越感から生れた言葉ではあるが、バイワン族の正装した写真を「人間動物園」と字幕つきで紹介するのは、不適切である。高士村の人々は、今でもこれを村の栄誉としており、英国へ行った村の人々は、非常に優遇されていた様子が、1910年台湾総督府発行の「台湾日日新報」9月29日と 30日付けの1面記事に詳しく記載されている。彼等の踊りは後に旧制台北高等学校で毎年の記念祭でも、圧巻のショーとして披露されている。パイワン族に対する人権問題である。
2、日台戦争
戦争という言葉は、この場合不適切である。清国が台湾を日本に割醸して日本領台当初は台湾における反抗は強かったが、それは戦争ではなく「武装抵抗」という表現にするべきである。
3、漢民族
台湾では、戦後大陸から逃げてきた中国人を除いては、自らを漢民族と思うより、台湾人と思っている人間が圧倒的に多い。番組で漢民族と強調することは、 DNAも漢民族とは異なる台湾人に対して恣意的な解釈を押し付けられる感を免れない。ここ二十年間、台湾人としてのアイデンティティーが根付いてきて普及している現在、今更なぜ「漢民族」を強調するのか疑問に感じる。
4、中国語
当時台湾の人々が使っていたのは、所謂台湾語と呼ばれている●南語、それに客家語と、先住民族の各部族の言葉であり、決して中国語ではない。なぜ、( )までつけて(中国語)と説明するのか不可解である。
以上の四つの点を特に、NHKに対して抗議し、訂正を求めます。
台湾台北市●●●●●段●号● 柯 徳三 (印)
*文中「●南語」(びんなんご)の●は「門の中に虫」です。
(日本李登輝友の会サイトより転載)
また、在日台湾人の団体からも抗議文が送られています。
【在日台湾同郷会声明文】NHKは台湾人の敵だ
在日台湾同郷会会長 黄俊銘
NHKが4月5日に放送した「NHKスペシャル|シリーズJAPANデビュー」の第1回「アジアの“一等国”」は明らかに日本人自身による反日番組だった。
日本の台湾統治の苛酷さを強調し、日本とアジアの今後の関係の在り方を問う内容だったが、我々はこれを見て驚愕した。
まず歴史の捏造だ。数々の事実歪曲の中でも、台湾人として特に許せないのは、台湾人を「漢民族」と呼び、台湾語を「中国語」と呼んだことだ。
NHKはこれまで放送の中で、中国の地図に台湾を含めるなど、中国の「一つの中国」との誤った主張を敢えて受け入れ、日本人に対して中国の宣伝の代行を行ってきたが、今回はそのような事実歪曲を歴史番組でも行ったのだ。
そうした中で、台湾の老人たちに日本への思いを語らせ、その内日本への不満と取れる部分だけを放送した。これは台湾人を反日宣伝に利用であった。
番組では「今も日本統治の傷が残る」としながら、制作者は台湾を親日的と認めると話している。中国は日本に抵抗しない台湾人の親日を奴隷化教育の影響と呼んできたが、NHKも台湾人を奴隷と見なしているのか。
このように、どこまでも台湾人を侮辱した上、台湾を反日国家のように描いて日本の視聴者たちを誤解させ、日台分断を図ろうとするNHKは、まさに中国の代理人と言うことができる。
中国の台湾侵略に加担しようとするNHKは、台湾人の敵だ。
我々は断じてこれを許すわけにはいかない。
(メールマガジン「台湾の声」5月3日号より転載 )
この他にも数多くの抗議文や抗議活動が行われたにも関わらず、NHK側はのらりくらりと回答をはぐらかし、誠実さの欠片もありませんでした。
そしてついに、当の台湾人を含む1万人以上という、史上最大規模の集団訴訟を起こされたのです。
このことをご存じない方も多いかと思われます。それはそうでしょう。地上波を始め、このニュースを取り上げた放送局はほとんど無かったのですから。辛うじて取り上げたのが、当のNHKだったというから、ちょっとした喜劇です。
新聞紙でも取り上げたのは産経新聞くらいではないでしょうか。
このように、親日的な抗議等がニュースとして取り扱われないのが今の歪んだマスコミ界の実態です。反日的な抗議活動なら、例え30人規模でもニュースになっていた筈です。
このマスコミの偏向姿勢は政治問題だけにとどまりません。
消費増税は読売新聞を筆頭に大増税キャンペーンを展開していますし、TPPについてもそうです。
例えば、アメリカで公共事業を含む景気対策をとろうとしていることについて記者発表があっても、その部分だけ削除して配信したり、自民党の「日本の再起のための政策(原案)」についての記事で消費税10%を殊更強調したり、やりたい放題です。
前者はわかりやすいでしょうが、後者については勿論、「ほら、自民党も消費税上げるって言ってるぞ」と世論をミスリードしていきたい為です。
TPPについても、農協と医師会だけが反対しているような雰囲気を作り出そうとしているのがよくわかります。ISD条項についても、「日本は発展途上国ではないから無問題」的な反論をしていますが、カナダやオーストラリアの例が紹介されることはまずありません。
このようにマスコミは常に偏向するものです。最近は、そのマスコミに踊らされて行動する人たちのことを「B層」というらしいのですが、B層がどんどん増殖しているのが今の日本ではないか、と思います。
郵政解散、政権交代、そして橋下大阪市長誕生と、ここ数年の注目選挙は軒並み「風」によって決まっています。
まあ、橋下市長の場合は大々的なネガティブキャンペーンもあったので、B層選挙とは言えないでしょうが、その後の維新旋風を見ていると、候補者すら決まっていないのに維新の支持率6割などという結果が出ていることから、次の選挙でもB層が大活躍する事態になる恐れは十分あります。
「民主はダメだったけど、自民もダメ」
という声はB層からよく聞くセリフですが、具体的に何がダメなのか、は答えられないか、答えたとして、それに対する反論をしても、まともな再反論が返ってくることはほとんどありません。
結局のところ、一人ひとりが気づくしかないのですが、ネットに多くの有志が様々な情報を流してくれるおかげで、20年前に比べて遥かに容易にそれが可能になりました。
あとは、いかにして正しい情報にアクセスし、正しい情報とデマや偽情報を判別し、正しい判断を下すかは、本人のスキルやネットリテラシーに依ります。
少しでも正しい情報が多くの国民に伝わるよう、なまくらも頑張りたいと思います。