2009年10月12日

元気のでるお話 ~日本再生への提言3

前回からの続き)

 私は、今回の総選挙結果を、非常に悲しく思っております。
 日本人には「日本精神」があるはずですが、何故か、少しずつ小粒に、軽佻浮薄な人間が増えています。風の吹き具合によって、右に左に流されています。
 戦前の日本は富国強兵でドンドン行け、戦争に負けてから全ての自信を失ってしまい、日本的な価値を否定してしまった。
 確かに、戦前までは色んな問題点がありましたが、戦争に負けて全ての日本的なものを否定するのは大きな間違い。
 物事には一長一短があります。
 さっき言ったように、台湾人が認める日本人のメンタリティは、皆さんの中にDNAに刷り込まれている。それなのに、戦争に負けたからといって、180度変えてしまうのは、非常におかしなモノの考え方なのです。
 つまり、日本人のメンタリティは「黒か白か」という考え方をする。
 黒か白だけじゃないんです。真ん中に色んなものがある。
 小泉の時代、郵政民営化でドッと自民党に風を吹かせたから、今回はドッと民主党に風を吹かせた。
 一方的に風を吹かせることは、全部間違いなのです。
 小泉改革の時に、あの時はまずかったな、と思ったら、二度と同じ間違いを犯してはいけないんです。
同じ間違いを犯さないとは、一方的にメディアの言う事を信じて、メディアの風に吹かされちゃいけない、という事なんです。
 郵政選挙でちょっと与えすぎたかな、と思ったら、もうちょっと冷静に色々考えて一票を投じないといけないのに、またダーと風に吹かれて、この体たらく。
 全て、同じ間違いを犯しているんです。
 戦前の行け行けドンドンも間違いなら、戦後、全て否定した事も間違いなんです。
 全てのものには一長一短があって、「あの時ちょっとやりすぎたな」と思ったら、そのやりすぎを反省して何が駄目か、適度なのか、という事を冷静に考える、この何が適度でバランスをとれるのか、という事がとても下手なのが、日本人のメンタリティなんです。
 間違いです。それではいけない。
 皆さんにとって一番大切な事は何か。
 日本という国が安定すること、日本という国をどういう国にするか、ということを皆が真剣に考えることなんです。
 軽佻浮薄なスローガン、キャッチフレーズに左右される事じゃない。
 確かに、1人ひとりにとっては、“生活が大事”です。けれども、この宮崎県が繁栄しないと、皆さんの生活に必ず響きます。
 日本が安定して繁栄していないと、宮崎県に必ず影響があります。
 全部繋がっているんです。
 皆さんにとって大切なのは、個人の生活であり、家族であり、所属している地域や組織であり、そして、国なんです。それを忘れちゃいけない。
 日本という国が安定して、平和で、豊かでなければ、自分だけ豊かになれることは決して無いんです。
 ですから、“生活が第一”結構ですけれども、それは日本あっての話で、日本が世界の国々の中できちんと評価されることが、前提としてあるんです。
 今回の総選挙では、国家観ということに重きを置かれませんでした。
 外交や安全保障、国家観が票にならない。
 票になったのは何ですか?自転車に乗って走り回っていりゃ良い、新人なら良い、民主党なら良い、美人ならもっと良い、この幾つかのカードが強きを成した総選挙だった、と私は思っております。
 真剣に選挙するっていうのはどういう事なの?自分の一票がどれだけ大切か、という事をもっと真剣に考えてほしい。
 この一票が日本を支えたり創ったりする。
 日本が世界で重きを成し、評価されなければ、私の生活にも響くんだ、ということまでが一本線であるという事を認識しなくちゃいけない。
 MADE IN JAPAN に回帰する、というのは、そういう事なんです。
 食べるものや着るものや家電だけじゃない。目に見えないもの、台湾人が「日本精神」と呼ぶものを取り戻して、自分の国を愛して、自分の国に自信を持って、自分の国に誇りを持てば、それだけで日本は立ち直ります
 半数以上の人が、日本は素晴らしい国だ、日本に生まれた事は非常にラッキーだ、日本に生まれ、生活出来る事がどれだけ素晴らしい事かを自分が噛みしめて、次の世代に伝えていく。
 日本に生まれて良かったね、家族や自分の所属する組織や県、日本を大切にしましょうね。

 それでは、何が自分にできるのか、どうすれば、この恵まれたものを少々お返しできるのか。
 私は、日本に来て50年になります。今年旬の後期高齢者です。
 私は後期高齢者医療制度がバッシングを受けた時、常に擁護側に回りました。
 「年寄りに死ね、というのか」
という人がいました。
 私は、その人は少々矜持が足りないと思いました。
 皆で支えなければならない医療制度、ならば、できる範囲内で支えようじゃないか。
 民主党がそれを廃止すると言っています。
 そうすれば、私の医療保険はウンと安くなります。
 子供手当で1人2万6千円だすそうです。
 私には孫が5人います。ウェルカム、でしょう。お金の事だけを考えれば、ウェルカム、でしょう。
 でも人間、そうばかり言っていられないでしょう。
 日本全体として、医療保険制度が健全に運営され、日本が国際社会できっちり競争力を持って、まあ、世界第2位からは後退するかもしれないけれど、今のように飢え死にすることも無く、ホームレスでも家電製品がいっぱいある家があって、いざとなったら生活保護も受けられる国、こんな福祉制度が行き渡って優しい国、世界中探してもそんなにありません。
 誰も飢え死にしていない。ホームレスは皆メタボだ、て言います。
 3年くらい前、東京に大きな台風が来て川の中州に家を建てていたホームレスが取り残され、ヘリで救助されていました。
 ワイドショーのレポーターが
「あれだけ警告されていたのに、どうして避難しなかったんですか?」
「大丈夫だと思っていました」
 その時思ったのが、こんなに能天気で危機管理が全くなされていないから、ホームレスをやっているのかな、これが感想。
 それから、水が引いてレポーターを家に案内した時見たのが、私の家のテレビより立派なテレビ。流石に暫くしてからテレビを買い換えました。
 ホームレスでさえ、こんな優雅な生活をしている、そしていざとなったら国が助けてくれる。これは決して悪いことではありません。
 しかし、ホームレスだ、派遣切りだ、と皆可哀想、可哀想というけれども、この人達がどういう人生を歩んできてきたか、は今一つ知らされない。知らされないから教訓にならないんです。
 派遣切りとかになったからには、何らかの手助けがいるでしょうが、ただただ可哀想、可哀想と言っているだけではなく、どうしてそういう目に遭ったのか、をはっきりさせなければ、本人の再生にも教訓にもならないし、若い人達に何の教訓にもならないんです。
 それが、メディアの軽佻浮薄なところです。
 その軽佻浮薄なメディアに流されて、自分の大切なたいせつな一票をいいかげんに投じていては、日本は国際的な地位を保てない、というのが、私の心配です。
 日本は所詮、資源が豊かな国ではありません。人が財産です。
 1人ひとりの日本人が真面目に働き、自分ができる範囲で貢献する、そのことで成り立ったのが、今までの日本なんです。
 今までの日本はG7として遇されていましたが、先日のG20で鳩山総理は韓国大統領の後ろに立っていました。
 それだけ、国際社会での地位が低下しています。
 当たり前です。日本人一人ひとりが国を大切にし、自信と誇りを持って国を支えなければ、その国が衰退するのは当たり前です。
 日本が衰退して良いわけはありません。日本はいっぱい良いものを持っています。これをさらに磨き、皆で MADE IN JAPAN に回帰して、日本を盛り上げていく、1人ひとりの責任なんです。皆が力を出し合う事でしか、日本は再生できません。
 人のせいにしない、まずは自分から始めましょう。できる範囲内で始めましょう。できる範囲内で MADE IN JAPAN に回帰しましょう
 これが、私が皆さんにお願いしたいことです。
 私はもう少し生きていたい、もう少し日本で楽しい生活を送りたい。日本が衰退して良いわけはありません。
 台湾のためにも、日本のためにも、日本がしっかりと国際社会で評価される国であってほしい、と願っております。
 御清聴ありがとうございました。


(以上、書き起こし終了。ヒダカアヤさん、ありがとうございました!!)

 講演終了後、拍手喝さいを浴びる中、金先生はファンを名乗る若者からお土産を貰っていました。
 そして、壇上に掲げられた国旗(日の丸)に向かって一礼(どこぞの内閣閣僚とは大違いですね)、退場しました。

 さて、なまくらはHIKARUさん、ヒダカアヤさんと合流し、裏口で金先生を出待ちしました。ワーイ
 待つこと数分、金先生が登場、ちゃっかり写真に収まっていただきました。


(顔見せの承諾を得ていない人はカットしています。御了承を)

 今回の講演は、非常に有意義だったと思います。
 台湾の人(現在は帰化されていますが)の方が、よっぽど日本人の可能性を信じ、日本人以上に日本人らしいのは、皮肉なことです。
 私達も、日本という素晴らしい、比類なき国の国民であることに誇りを持ち、それに恥じない生き方をしていこうと思います。



Posted by なまくら at 19:33│Comments(0)
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