2010年01月31日

ネット世論が実社会を形作る日

 海の向こうの話ですが、何故か身近に感じる話題を取り上げます。

反オバマ潮流 「ティーパーティー」代表に聞く イメージ投票を後悔

 【ニューヨーク=松尾理也】政権発足から1年を過ぎ、27日には初の一般教書演説を控えたオバマ米大統領への逆風が目立っている。なかでも「ティーパーティー運動」と名乗る一連の保守系団体は、「今後10年を特徴付ける政治運動となる可能性がある」(ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト、デービッド・ブルックス氏)と評されるまでになった。同運動の一部で、ニューヨークに拠点を置く「ティーパーティー365」代表のデービッド・ウェッブ氏=写真=に、強まりつつある「反オバマ」の潮流について聞いた。

 「オバマ大統領が極めて困難な時期に就任したことは理解する。だが心配なのは、大統領が現実より自分のイデオロギーを優先しているのではないかということだ。左翼陣営、リベラル側の声がどんどん大きくなり、理想が追及される一方で、国民は本当にこれでいいのかと問いかけるようになっている」

 ウェッブ氏は就任1年を過ぎたオバマ氏について、このように辛口の評価を下す。
(中略)

 「ティーパーティー365」は昨年2月、失業者たちがニューヨークで呼びかけた政治集会から始まった。当時、全国で生まれつつあったティーパーティー運動の各団体と呼応し、ラジオでのホストを務めるウェッブ氏の応援などもあって、現在では1万2千人もの動員力を誇る。

 ウェッブ氏は、実はティーパーティー運動自身の未来についても手放しで楽観はしていない。その理由は、ティーパーティー運動に代表される「草の根保守」の、一枚岩とは言い難い分裂ぶりにある。

 ウェッブ氏は、「小さな政府」の理念を掲げる「財政的保守主義」の立場をとる。しかし、ティーパーティー運動の多数を占めるのは、中絶や同性婚への反対を旗印にし、中西部や南部を中心に分布する「社会的保守主義」の立場。「両者は相いれない」とウェッブ氏は断言する。

 だが少なくとも現時点では、ティーパーティー運動は草の根発の保守運動として、「反オバマ」という流れを形作る一翼を担ってきた。「同じ黒人として、オバマ大統領のイメージは理想的だと思う。米国民はそのイメージに投票してしまった。そして今、それを深く後悔しているところだ」と、ウェッブ氏は話した。

(以上、MSN産経ニュースより抜粋転載)


 何故、この話題が身近に感じるか、というと、現在の日本でも各地で草の根発の保守運動が起こっているからです。
 一例を挙げるなら、政治ブログ発の組織として結構前から活動しているらしい「博士の独り言」様の「国思う勉強会」や遠藤健太郎様の「真・保守市民の会」、ねずきち様の「日本の心を伝える会(日心会)」などがあります。
 ここ宮崎でも、ミクシィ発の「日本の支点を考える会(日支会)」が昨年から活動を始めました。
 来月からは、メディアパトロールジャパン(仮称)も活動を始めます。
 他にも、発祥など詳細は不明ですが、数団体を確認しております。

 特にここ最近の傾向としては、インターネットが情報発信や会員募集における強力なツールになっている、という事があります。
 それによって、運動の拡がりや他の団体の動向などがネット普及以前に比べて格段に容易になってきています。

 しかし一方では、ネットの世界から一歩外に踏み出した時、どれだけの一般国民に浸透出来ているか、というと心もとありません。
 例えばニコニコ動画上でのネット世論調査では、麻生前政権の支持率は楽に50%を超えていたにも関わらず、結果は民主党が300議席を超える圧勝でした。(自民党との得票数差は10%前後と言われている)
 民主党の獲得議席数が週刊誌等の予測より下回ったとはいえ、ネットユーザー達の予測を大きく裏切る結果となった事は間違いないでしょう。
 これこそ、ネット世論がネットの外に浸透しきれていなかった、という事の証左でしょう。

 日本のネット人口は9000万人と言われていますが、人気ブログランキング政治部門トップのブログでさえ、1日のUU数は4万人程度で、アメーバ、FC2ともに政治ブログはベスト20にすら入っていません。これが現実です。
 ネットを日常的に使う人達の政治関心度がいかに低いか、がよく分かります。
 ですから、ネット世論が現実の選挙の流れを決する程の影響を与えられなかったとしても、無理もないでしょう。

 ですが、これが10年後も20年後もそうか、と問いかけられた場合、なまくらは「否」と答えます。
 ネットユーザーらは先の総選挙の結果について各々が自己反省しています。
 多くのユーザーに共通するのは、民主党のネガティブキャンペーンばかりに力を注ぎ、麻生内閣の功績を十分に伝え切れていなかった、という点と、ネットの外の人達をネット内に引き込む工夫と努力が足りなかった、という点でしょう。
 そして、その反省を活かして各々が活動を再開しています。
 ある者は、保守系デモに参加し、ある者は「NHKの大罪」と書かれたTシャツを着て電車に乗り込み、またある者は政治家を巻き込んだ討論会を開催したり、と、様々な手段でネットの外に飛び出そうとしています。
 そして、そこで得た「外の人達の空気」を感じ取る事で、次のステップに進もうとしています

 以前、漫画家の小林よしのり氏が2ちゃんねるなどのネット保守言論を「匿名で言いたい放題、『道徳』からも『倫理』からもはみ出している」と批判した時の状況とは様変わりしている、と言っても良いのではないでしょうか。
 少なくとも、独善的な、ややもすると街宣右翼的な言論活動は鳴りを潜め、もっと一般人に浸透しやすい活動が主体になると思います。

 記事にあるように、民主国家にあってはイメージが選挙結果を大きく左右します。大抵の場合、あとで「騙された」と思うのが関の山ですが、これを最大限に活用していたのが、既存マスコミと左翼団体です。
 マスコミは映像の編集と効果音で視聴者の印象を形作り、左翼団体は「人権」「平和」「環境」などの反論しにくいキーワードを巧みに利用して勢力を温存してきました。
 そして両勢力とも、それを何十回、何百回と繰り返す事で、人々の頭に”刷り込み”を行ってきたのです。
 左翼から学ぶ点が唯1つだけあるとすれば、そこではないでしょうか。そして、実際に実践しています。
 ユーチューブの動画「鳩山由紀夫 vs 鳩山由紀夫」は新聞に取り上げられるほど有名になりましたし、デモは毎月のように繰り返し行われています。
 来月発足するメディアパトロールジャパン(MPJ)は、ネット上の無関心層を引き付けるポータルサイトとなる事が期待できます。
 MPJの主催者の一人、三橋貴明氏は、次期参院選への出馬が決定しました。
 もし当選するならば、世論のネットへの見方が大きく変わり、そして、そこから一気にネット言論が脚光を浴びる可能性もあります。

 反対に、既存マスコミは折からの不況で広告収入が激減し、番組の質が低下した結果、ますます視聴率が下がって広告収入が減る、という悪循環に陥っています
 また、庶民が一番敏感な「政治とカネ」の問題について、民主党を擁護するような発言を垂れ流した結果、”自発的”にマスコミ報道のおかしさに気付く視聴者・読者も出てきています。
 要は、お客様ニーズを無視した結果、自分で自分の首を絞めているのです。しかも救い難い事に、それを不況や検察に責任転嫁して、全く反省していません
 このままいくと、マスコミは「マスゴミ」の蔑称どおり、お客様からゴミとして捨てられる羽目になるでしょう。

 そして、各種世論調査を見ても分かる通り、大衆は自らが投票して作った内閣にNOを突き付け、同時にイメージ、ワンフレーズで選らんだ事を後悔し始めています
 ここでひと押し、我々の側が「あなたはマスコミに騙されたんだ、真実はネット上にあるよ
と囁いてあげれば良いだけです。彼らは我々が体験したように、「目から鱗」の状態に陥るでしょう。

 これらの事から、なまくらはネット世論が現実の選挙の流れを決する程の影響を与えるのは、そう時間は掛からないものと思っています

 現在の鳩山政権の支持率は、新聞・TVの世論調査で概ね40~50%、ニコ動調査では12.1%(1月26日調査)となっています。
 恐らく、現実の支持率は両者の間にあるでしょうが、将来、ほぼ一致する時が来るならば、その日が日本版ティーパーティ運動の始まりの日、となるでしょう。
 


(以下、告知系)
 ・日テレ「ウェークアップ」で「『外国人差政権』私はこう思う!」他、ご意見を募集しています。 ←New!
 ・「外国人参政権に反対する会」が、国会への請願署名を呼び掛けています。(〆切:2月27日


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Posted by なまくら at 02:21│Comments(0)政局
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