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Posted by みやchan運営事務局 at

2009年10月31日

貧困の意味を理解もしない、説明もしないマスゴミと閣僚

 ここ1週間ほど、御無沙汰しておりました。(なのに、毎日のように訪問してくださる方々、ありがとうございます。

 さて、水曜日のお題は、まあ、マスゴミが飛びつきそうなネタでしたわ。

 国民の7人に1人が貧困状態 厚労省、初の発表

 厚生労働省は20日、全国民の中で生活に苦しむ人の割合を示す「相対的貧困率」を初めて発表した。平成19年は15.7%で、7人に1人以上が貧困状態ということになる。18歳未満の子どもの貧困率は14.2%だった。
 厚労省は国民生活基礎調査の既存データを使い、10、13、16、19の各年(調査の対象は前年)にさかのぼり、経済協力開発機構(OECD)が採用している計算方式で算出。19年の全体の貧困率は10年以降で最悪、子どもは13年に次ぐ水準だった。
経済協力開発機構(OECD)公表の貧困率では00年代半ばの比較で、日本(14.9%)は加盟30カ国平均(10.6%)を上回り、メキシコ(18.4%)、トルコ(17.5%)、米国(17.1%)に次いで4番目に高かった。
(産経新聞、後半は日経新聞より引用)


武坊
 データがいっぱいあって、いまいちよくわからないけど、要は貧しい層が増えたよ、ていうニュースですね。

 昔から、“衣食足りて礼節を知る”て言いますわ。
 でも、そういう意味では、どこからが衣食足りないラインなんだろ?
 一応、国としては“生活保護”というセーフティネットがありますので、全国民が衣食は足りるようにして、(事件性がない限り)餓死する国民がいないようにしているはずですよね。
 でも、どうなんでしょうか?これは経済的な貧困のニュースで、経済的な貧困=心の貧困 というニュアンスが伝わってきますが、そうではないような感じがしますね。
 ならば、戦後は皆、極貧の状態から立ち上がってきたけど、あの時代の人達、貧困経験者は皆不幸だったんだ?
 じゃないでしょ?だって、その時代を生きた人達は、
「平成の世の中より、あの時代の方がある意味幸せだった」
と懐かしみながらおっしゃるじゃないですか。
 という事は、あの貧困の中に、何か今足りないものがあったというのが、どうやら事実のようですね。
 これがね、データに出るものか出ないものか、という違いだと思うんです。
 人はデータに出ないものを胡散臭いものとして、あまり取り合わないですよね。人にホラ、て見せられないものは、会議の資料にならないもん。
 だから、いくら口で
「あの頃は団結して、温かい心があって、」
なんて言っても、
「じゃあ、その“温かい心”のデータを示せ」
て言われて、それは・・・て、会議にならないんよね。
 実は、データにならないものが重要じゃないかな、て思うんですよね。

加藤アナ
 だって、佐賀のがばいばあちゃんも、「貧しい、貧しい」と言いながら、あれだけ元気に暮らしていて、島田洋七さんが今でも「お祖母ちゃん、お祖母ちゃん」とおっしゃっていますもんね。その、豊かな、温かい心は、目に見えないけどありますもんね。

武坊
 共感されているから、あれだけ売れたんだろうね。
 で、あのがばいばあちゃんが、何であんなに爽やかなんだろう、て思ったら、“足る”を知っているからでしょうね。
 「“足る”を知っていて、背筋がしゃんとしている、誇り高き貧乏人」て自分でおっしゃっていたじゃないですか。
 「ウチは先祖代々、筋金入りの貧乏人だから、なあ~んも心配いらん!」
て、説得力があるような無いような…
 でも、これは別に洋の東西を問わず、西洋でもXmasの時期になると、『聖者の贈り物』ていう物語があるじゃないですか。
 何だろうな、こういう経済のニュースばかりが重要視されるのも、データがないとニュースにならない、ていう傾向があるけれども、ちょっと悲しいかな。

加藤アナ
 心の部分も加味していけたらな、ということですか。

武坊
 うん。面白いことが書いてあった本があって、
「いつか一戸建ての家が欲しいと思って、市営住宅で頑張って共働きで働いて、小さな建売の住宅を買った」
て。で、いつかはもっとデカい家に住もう、て頑張って出世して、大邸宅を建てられるまでになった、と。そしたら、家族がバラバラになってしまった。
 それまでは寝食一部屋しかなかった。そして、マイホームが建って子供部屋どころか客間とかまでできるようになった途端に、家族が顔を会わせる事がなくなった、と言うのね。
 結局、お金を持とうが持たまいが、悲しみや喜びなどを語ったりする広さってのは、6~8畳位のものなんじゃないかな。
 そういうのを欧州では“大きな皿は料理を入れると早く冷めてしまう”て言うらしい。
 これを転用すると、“大きな家は愛を入れると早く冷めてしまう”、まあ、近くにいてワイワイやっている内が華だよ、ていうことみたいだね。
 まあ、貧困も度合いの問題だから、極貧はまずいけれども、そこそこなら、「私達にも平等の・・・」とか恨み辛み言うよりも、がばいばあちゃんみたいな明るさがあった方が良いような気がしますけれどもねぇ…
(書き起こし終わり)


 よく分からないなら、紹介しなけりゃいいのに・・・

 まあ、それはともかく、またまた針小棒大というか、歪曲したニュースですね。
 まず、貧困率の定義をきちんと紹介していませんよね。

 貧困率の定義には2つあって、1つ目は絶対的貧困率
 世界銀行の貧困の定義では1日の所得が1米ドル以下に満たない国民の割合の事。
 絶対的貧困を 示す具体的な指標は国や機関によって多様であるが、2000年代初頭には、1人あたり年間所得370ドル以下とする世界銀行の定義や、40歳未満死亡率と 医療サービスや安全な水へのアクセス率、5歳未満の低体重児比率、成人非識字率などを組み合わせた指標で貧困を測定する国際連合開発計画の定義などが代表的なものとされている。

 で、2つ目が相対的貧困率
 OECDによる定義は年収が全国民の年収の中央値(平均値とは異なる)の半分に満たない国民の割合の事。
 絶対的貧困率と違い数学的な指標なので主観が入りにくいとされる。絶対的貧困率と異なり国によって「貧困」のレベルが大きく異ってしまうという可能性を持つ。この為、先進国にすむ人間が相対的貧困率の意味で「貧困」であっても、途上国に住む人間よりも高い生活水準をしているという場合と先進国においては物価も途上国より高く購買力平価を用いた計算をすると途上国よりも生活水準が低い場合が存在する。
(Wikipediaより引用)

 で、今回のニュースでは後者の数字を用いていますよね。
 しかも、厚労省は、可処分所得を対象に計算しているから、資産や現物給付のことは考えられていないのです。
 だから、一戸建てを持っている資産家が、趣味で畑仕事をしていて食うものには困らないけど、小遣い程度に余った農産物を百笑市なんかで売ってたりしても、貧困者となってしまうのです。データ上は。

 そのことを的確に指摘している記事を見つけたので、以下に参照します。

 「生活保護の年収300万円」は果たして「弱者に厳しい国」だろうか
 (SAPIO 2009年7月8日号掲載)

文=本誌編集部
 格差社会論議で声高に主張されるのが、生活保護など「セーフティネットの崩壊」である。日本は先進国にあるまじき「弱者見殺し社会」なのか。調べてわかったのは、一部メディアの主張とは異なる意外な「優しさ」だった。
 「貧困」「不平等」などの言葉ばかりがメディアに躍る日本。いつの間に酷い格差社会になってしまったのか。
 「そんなことはありません。日本における貧富の格差など、欧米や中国の格差の足元にも及びません」
 そう明言するのは、『格差社会論はウソである』を著わした経済アナリスト・増田悦佐氏だ。だが、日本の貧困を示す指標としてよく使われる「経済協力開発機構(OECD)に加盟する国のなかで比較すると、日本の相対貧困率は世界2位(※2000年時点、筆者注)」という調査結果をどう見ればいいのか。

 「この報告書で貧困層が増えたというのは、無理。年収の中央値(データを小さい順に並べたとき、中央に位置する値)を基準に貧困層を判断するこの方法では、所得格差が小さい日本のような国では、どうしても貧困率が高くなってしまうからです」(前出・増田氏)
 そもそも、日本の〝貧困層〟に分類される人の収入は、格差の大きな欧米などの貧困層と比べれば、ずっと裕福だ。たとえば、もっとも貧しい下位 10%に分類される人々の年間所得を平均した統計(人口5000万人以上の国家に限ったデータ)によると、日本の貧困層の年収は1万2894ドル。ルクセ ンブルク、ノルウェーに次ぐ世界3位の豊かさである。
「日本は格差拡大どころか、極貧層を人口の4~5%まで絞りこむことに成功している唯一の先進国。私は人口が1億人を超える国家の指標を比較してみましたが日本は群を抜いた優等生といえるでしょう」

(以下、省略)

 また、それを裏付けるデータもあります。



上:相対的貧困率の国際比較
http://www.jtuc-rengo.or.jp/roudou/koyou/hiseikiroudou/data/01gaikyou_05.html



上:絶対貧困率の国際比較

 これらのことから、日本において、相対的貧困率のデータが、どれだけ意味を持つものなのか、甚だ疑問です。
 こういうことに目を瞑って、「日本は格差社会だ、自民党政治が悪かった」などとやりたいのが、反日マスコミやその御用コメンテーターの森永某氏などなのですね。だから、マスゴミって言われるんだよ!

 因みに、06年の所得を基にした中央値は228万円だそうです。つまり半分の114万円以下の人はデータ上では貧困者となります。
 なまくらが最初に就職した会社での初任給が10~11万程度(ボーナスなどありません)で、給料から税金等を引いた”可処分所得”は大体9万ちょっとでした。でしたから、年収に直すと108万円程度。立派な貧困層だったんですね(笑)データ上では。

 あと、日本の相対的貧困率は、2000年頃から2000年代半ば、つまり小泉政権下に低下しているんですが、マスコミは「小泉政権は格差を縮小させた!」と褒め称えなければならないのに、何故かこの時期のデータは黙殺しているんですね。(笑)
 要は、全体的に所得が低下したから、相対的貧困率が低下しただけなんですが、それは報道しない。だって、マスコミ自体、数値の定義も意味も分からないから。やっぱりマスゴミです。(笑)
 さて、もう一方で、相対的貧困率の意味を知らないのが、この人たち。↓

(長妻大臣)
 相対的貧困率は、これまで日本政府として公表したことはなかったが、今回、政府として取りまとめをして、厚生労働省として正式に公表することとなった。 2007年は、全体では15.7%、子どもの貧困率では14.2%である。これ以外の貧困率、例えば、子どもがいる現役世代、世帯主年齢65歳未満の貧困 率、父子家庭や母子家庭の貧困率については、今回は間に合っていないので、今後、速やかに公表をしていきたい。また、夫婦の貧困率、夫婦・両親及び子ども がいる世帯についても、今回は間に合わなかったので、別途公表する。ちなみに、父子家庭や母子家庭の貧困率は、OECDの発表ベースでは、日本国は 58.7%ということで、OECD加盟国30カ国ワースト1である。今後、子ども手当等々も含めて、この数値の改善する政策を打ち出していきたいと考えて いる。

(山井政務官)
 今まで厚生労働省としては正式な数値を発表していなかった。今までの政権のことなので、その理由は分からないが、貧困率の数値を一度発表すると、今後 ずっと貧困率を定量的にチェックをすることになる。国際的にも比較ができるということで、数字を出すということは重い、勇気のいる選択である。鳩山政権、 そして厚生労働省としては、数字を公表した以上は、子ども手当も含めて、最低賃金引き上げや、様々な取り組みを通じて、貧困率、子どもの貧困率を引き下げる最大限の努力をしていきたい。そのキックオフとして今日貧困率を発表した。

(記者)
 貧困率について、この15.7%という数字自体に対してどのようにお考えか。

(長妻大臣)
 色々な要因もあると考えているが、日本は経済大国とかつて言われ、今もある程度言われていると思うが、その割に豊かさの実感がヨーロッパ諸国に比べて少 ないのではないかという人が多いということも事実ではないか。その意味で政府が公表した貧困率は、OECDの中でも大変高い、ワーストと言ってもよいと思うが、その範疇に入っていることについては、「ナショナルミニマム」最低限の生活限度の指標なり、その哲学、基準をもう少し明確に定める、こういうことと も連動してくるのではないか。我々も政権の政策には、結果として貧困率を下げる方向に動く政策がかなり多くあると考えているので、その政策を実行して、貧困率を一定程度下げていく必要があると考えている。

(記者)
 数値目標については、いつ頃出したいとお考えか。

(長妻大臣)
 今、もう一つの試算の要請をしているので、例えば、「子ども手当」が導入されると貧困率がどういう推移を辿るのかも試算させている。数値目標に関しても どういう形で設定するのかを含めて、我々の政策でどう貧困率が推移していくのか、まずシミュレーションをしていこうと考えているので、今後の課題として考 えていきたい。

(長妻大臣閣議後記者会見概要 http://www.mhlw.go.jp/kaiken/daijin/2009/10/k1020.html より要約して引用)

 山井政務官、子どもの貧困率って何だよ?中卒、高卒の社会人の相対的貧困率のことか?上記でも説明したとおり、この部分の貧困率の改善は、はっきり言って不可能です。 
 さらに後半では、もはや、”絶対的”と”相対的”の区別すらついていないですね。この程度のレベルの人間が大臣、政務官をやっているのがこの”言い訳繕うキャバクラ幕府”の実態か。(このネーミング考えた人に座布団5枚!それにしても、一ブロガーに”中学校からやり直せ、低能”とか言われちゃう大臣ってw)
 それに、これ見る限り、民主党は貧富の差を縮める事に躍起になりそうですね。みんな貧乏で平等な社会主義国を目指す、と。



  


Posted by なまくら at 17:36Comments(2)マスコミ

2009年10月23日

まもなく動きだす!悪夢の法案

政府・与党、「外国人参政権」で協議に着手 首相「近い将来の課題」

 鳩山由紀夫首相は22日、首相官邸で記者団に対し、公明党が26日召集の臨時国会に提出する永住外国人地方参政権(選挙権)付与法案に関連して「(政府側は)法案準備ができあがっていない。臨時国会ではなかなか難しいが、近い将来の課題として、提出も視野に入れることはある。われわれも考えていく必要がある」と述べ、政府・与党内で、同法案作成をめぐる協議に着手する方針を示した。早ければ来年1月召集の次期通常国会への提出が念頭にあるとみられる。

 ただ、与党内では社民党が積極的だが、国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は「在日外国人の比率が非常に高い地域がある」などと慎重論を唱えている。民主党内でも賛成派、慎重派がそれぞれ議員連盟を作って激しく対立してきた経緯があり、今後の調整は難航が必至だ。

 この問題は22日午後に開かれた政府・民主党首脳会議の初会合で取り上げられた。鳩山首相と民主党の小沢一郎幹事長、菅直人副総理・国家戦略担当相、平野博文官房長官、輿石東参院議員会長らが参加し、席上、山岡賢次国対委員長が、永住外国人参政権を巡る公明党の動きを引き合いに「わが党の対応も考えてほしい」と提起した。

 平野氏はその後の記者会見で「衆院の新人議員が140人いるので、これまでの党の検討の経緯を含め、党内でしっかり議論する場面は必要だ」と述べ、政府・与党内での論議が不可欠との考えを示した。


(引用元 産経新聞

 この記事では、臨時国会での公明党案に民主党がのってくるのかどうか、明言を避けていますが、向かう方向は明らかなので、99%賛成してくることでしょう。
 ただ、残り1%の可能性として、党を割る議論となり、離党者を出すことを恐れて賛成でもなく、反対でもなく、継続審議としてしまう、というのがあります。
 今はそれに賭けるしかないのが情けないのですが、自分の頭で考えることをやめた国民が、マスゴミの笛吹くまま投票した結果なのですから、仕方ありません。
 しかし、真実の情報が入らないと、国民はいつまでたってもマスゴミに踊らされ続けます。
 今は、1人でも多くの”真実を知った国民”が、まわりの人たちに伝えていかないといけません。
 そのためには、大同団結して行動を起こさないといけないところまできているのです。

 11月8日(日)は、そのための大切な日になります。
 


 今、全国で同じような組織が立ち上がり、声を上げ始めています。政治家でもない、圧力団体でもない、一庶民、一主婦、一学生・・・いわゆる”草莽”の人達です。
 ここ宮崎でも、そういう”草莽”が動き始めています。
 この全国的なうねりを、単なる”祭り”と思わないでください。真実を知った人達の、怒りの波なのです。

 この記事、ブログに少しでも興味を持たれた方は、11月8日(日)にウェルシティ宮崎(宮崎厚生年金会館)までお越しください。
 詳しくはこちらまで。

 宜しくお願いします。  


Posted by なまくら at 00:29Comments(0)売国法案

2009年10月22日

これは国を歪める人事です(by鳩山)

はい、この前予言したとおり、産経新聞以外のマスゴミは全てスルーしていました。自称1000万部のゴミ売り新聞、人民日報提携紙のアカヒ新聞、毎日変態新聞、宮日、西日本新聞に至るまで、ことどとく報道拒否を決め込みました。(宮日、西日本は共同通信から配信を受けているので、そもそも配信されなかった可能性が大)
 まあ、こうなることは分かっていたんですけどね。
 
 さて、「本日の民主党ブーメラン」のお時間です。↓


 斎藤氏起用に自民反発…「官僚はダメ」と矛盾

 日本郵政の西川善文社長の後任に斎藤次郎・元大蔵事務次官の起用が内定したことについて、自民党からは批判の声が相次いだ。

 大島幹事長は21日午前、党本部で記者団に「昨年の日銀総裁(人事)の時に、『財務省出身だからいかん』と、(民主党から)強烈な抵抗にあったことを考えると、どういう一貫性があるのか。民間人が経営のノウハウを生かした方がいい」と述べた。

 石破政調会長も、「細川内閣で国民福祉税で財務省の論理を体現した斎藤氏が就けば、民営化の趣旨がどうなるのか。(民主党は)今まで『官僚はダメだ』と主張してきたが整合性はどうか、と言わざるを得ない」と記者団に語った。


(読売新聞より引用)

 昨年の日銀総裁人事の時、鳩ポッポは確かこう言っているんだが・・・↓
「財務省に官邸がコントロールされ、財務省のトップをやっていた人間でないとだめだと言わんばかりの人事が続くことでこの国が歪められてしまっていいのか」と怒りをあらわにすると同時に、「官僚主導の政治から国民が主役になる政治を作るのが民主党の闘いであり、このような人事案に賛成できるわけがない。一国の総理である福田首相が財務省にコントロールされていることが残念である。もっとしっかりしてもらわないといけない」と猛省を促した。

 ↑はこともあろうに、民主党のHPに記載してあるんですが・・・

 消されないうちに、魚拓をとっておきますね(笑)  


Posted by なまくら at 23:49Comments(0)売国政党

2009年10月20日

印象操作でしか民主擁護できないマスゴミ

 こんばんは、「本日のねつ造・印象操作」のお時間です。

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 なんで、麻生政権の当初予算88.5兆円より、民主党政権下での概算要求95兆円(グラフ中のマニフェスト分4.6兆円を差し引くと90.4兆円)の方が、グラフが短いんですかねぇ?
 以前なら、こういう印象操作で
「ああ、民主党は前政権の無駄を省いているんだ」
なんて騙される視聴者もいたでしょうが、今はネットの時代。簡単に見破られ、しかもそれがネットにより拡散し、より多くの人に知れ渡ります。
 時代が変わったことに気づいていないアホTVは、こういう姑息な手法で自分たちの主張や政治的偏向にかなった番組作りをし、視聴者の信頼を失い、テレビ離れを加速させているのですから、まさに自業自得です。

 そういえば、テレビ局はついに高額報酬キャスター連中のリストラに着手するみたいですね。

業績悪化の地上波テレビ局がベテランキャスターのリストラに着手?

 ねつ造・偏向・歪曲・報道拒否メディアは局ごとリストラされてください。



 さて、財政と言えば、この人のこの言い訳、見苦しいっすね。

「菅氏が国債増発容認 92兆円発言には「合意してない」」


 なまくらは”日本は財政破綻する”主義者ではありませんから、史上最高の赤字国債を発行しようが、別にかまいません。
 しかし、民主党は
赤字国債を発行しない、消費税も上げない、それでも無駄の根絶や埋蔵金の活用などで財政問題を解消する
て言ってましたよね?
 麻生さんや当時の閣僚がいくら「そんなことは不可能だ」と言ったところで、必ず実現する、と啖呵をきっていたのはどこの政党でしたっけ?
 選挙公約だろ!?八ツ場ダムとかはマニフェスト原理主義路線で、何が何でも中止、のくせに、国民が一番期待したはずの財政健全化路線はあっさり放棄するわけ?しかも、その言い訳が
「前政権の負の遺産」
とは!
 本予算が前政権を上回っている時点で、
「何、人のせいにしてんだ、オタンコナス」
とでも言いたくなります。

 そう言えば、どこかのブログで、
景気好転なら自分達の手柄、景気悪化なら前政権の責任にするのでは」
と書いてあった気がしますが、全くその通りの事を言ってのけています。
 一ブロガーに予言される政権って・・・

 こうなったら、鳩ポッポにはせめて ↓ くらいは守ってもらいましょうね。

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Posted by なまくら at 23:40Comments(2)マスコミ

2009年10月18日

盧武鉉政権の再来

 就寝前のニュースチェックにて、下記の記事が目にとまったので、一言。

普天間移設問題 日本政府内に強まる「焦燥感」 20日にゲーツ米国防長官が来日

 沖縄県宜野湾(ぎのわん)市の米海兵隊普天間飛行場の移設問題をめぐり、政府内で焦燥感が強まってきた。鳩山政権がキャンプ・シュワブ(沖縄県名護市)沿岸部に代替施設を設置するとした日米両政府合意の見直しに固執した場合、米国側がアジアにおける新たな米軍の再編を模索し始めるとの観測が出始めたためだ。在日米軍の主要戦力が日本から移動・撤収するようなことになれば、日本の安全保障政策は根底から見直しを迫られるだけに日米両政府の協議は一層厳しさを増しそうだ。

(中略)

 加えて、日本側が日米合意の見直しにこだわり続けた場合、米側が在日米軍をはじめとしたアジア太平洋地域の米軍の規模や配置そのものの見直しに乗り出すとの見方が出ており、外務省内では「日本が米軍駐留を望まないなら、『アジアの別の地域に米軍を展開すればいい』として、日本が突き放される可能性もある」(幹部)という懸念も生じている。

 すでに米側は今年に入ってから、青森県三沢市の三沢基地に配備しているF16を早ければ年内から撤収し、沖縄県の米空軍嘉手納(かでな)基地に配備しているF15の一部も削減する構想を日本側に打診しており、新たな米軍再編に向けた取り組みとみられる動きもある。

 鳩山首相は16日、移設問題の結論を出す時期を来年半ばに先送りする意向を示したが、名護市長選と沖縄県知事選を来年に控え、移設問題が選挙戦の焦点に浮上する公算が大きい。

 沖縄県内で「県外・国外移設」を求める世論が大勢を占めれば、日米両政府合意の大幅な見直しにつながりかねない恐れもあり、「鳩山政権は移設問題をコントロールできなくなる」(日米関係筋)という事態にも陥りかねない。(尾崎良樹)

 (MSN産経ニュースhttp://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091018/plc0910182047010-n1.htmより引用)

 なんだかデジャブを感じて調べてみたら、これ、盧武鉉の反米ごっこの末路をまんま踏襲してて笑えました。(いや、笑いごとじゃありませんが)↓

堀江政生
「んー、で、北朝鮮には融和政策をずっととってきた盧武鉉政権だったわけなんですけども、一方で対米関係というんですかね、非常に問題になりました」

関根友実
「悪化した理由は何といっても在韓米軍問題です。1992年以降、約3万7000人のアメリカ軍が韓国に駐留しています。2002年、アメリカ軍の装甲車が女子中学生2人をひき、死亡させる事故が起きました。そこで、この事故により反米運動が高まっていったんです。そして盧武鉉大統領も『アメリカ軍不要論』を唱えるようになりました。その結果、2003年には、アメリカのラムズフェルド前国防長官は『ソウルより北側のアメリカ軍を移転する』と発表し、2008年までに兵力1万2500人を削減する予定だということです」

重村智計
「これはまあ、もともとはまあ、アメリカは頭来てですね。もうやめる、引き揚げると。全部、在韓米軍引き揚げると。さすがに韓国も国防部がですね、それは堪忍してくれということで落ち着いたのが、この1万2500人という話です」

関根友実
「全部去っちゃ困るよという韓国側が……」

重村智計
「だけど事実上もう、この兵力では機能しないんです、ええ」

関根友美
「形だけになるという」


(引用元:「ぼやきくっきり」様 「ムーブ!」盧武鉉政権の失われた5年間(2)

 盧武鉉在韓米軍は引き揚げろ~(反米も痛快ニダ)

 アメリカじゃあ、引き揚げるよ。バイバイ

 盧武鉉え!?本当に引き揚げるニカ!?


 鳩ポッポ米軍は沖縄から出ていけ~(反米も痛快だなぁ クルック~)

 アメリカじゃあ、出ていくよ。沖縄からも、日本からも。バイバイ

 鳩ポッポクックルゥ~!?

 ね?同じでしょ?

 そこで鳩山が「じゃあ、米軍が抜ける分、自衛隊を強化して戦闘機も自前で作るし、核も自主開発するわ。そうすりゃ、米軍使用の劣化版を高い金出してライセンス生産させられることもないし、核の傘が機能するかどうかなんて意味の無い議論になるからな
と言ってくれれば、なまくらは、すぐにでも民主党支持者に転向します
 まあ、民主党がそんな事を言うのは100%あり得ないから、実現しませんが。
 というか、同盟国からこんな脅しをされて右往左往するような低レベルの外交をしていて、中露韓北を相手に、まともに外交が出来るとは、とても思えません。
 外交とは、基本的に武力を使わない戦争でしょうが!

 因みに盧武鉉は、日本の外務省の谷内正太郎事務次官(当時)から、こんなことまで言われています。↓
「北朝鮮の核問題に関連し、 米国と日本が情報を共有しているが、米国が韓国を信頼しないため、 日本が得られる北朝鮮の核関連情報を韓国と共有することに躊躇している」、また「米国と日本は右側におり、 中国と北朝鮮は左側にいるが、韓国は今、中国と北朝鮮により近いようだ」

 韓国が保守政権に交代した現在、「日本」を「韓国」に、「韓国」を「日本」にそっくり入れ替えたら、上の発言内容がそのまま通用するところが、この鳩山キャバクラ内閣の悲しいところ。
 韓国は大統領制ということもあり、盧武鉉は何とか5年間政権を維持しましたが、後半はずっと死に体でした。
 政権を降りてからは、金権スキャンダルを追及され、哀れな末路を辿っているのは、周知のとおりです。
 同じく金権スキャンダルを追及されている(政権交代前から、という事を考えると、ある意味盧武鉉以上かも)鳩ポッポの末路は・・・?
 そして、議院内閣制の我が国のキャバクラ政権、果たして何年、いや何カ月持つでしょうか…  


Posted by なまくら at 23:52Comments(0)

2009年10月18日

10・17 日本解体阻止!!守るぞ日本!国民総決起集会

 いくつかのブログ等で告知されていたので、御存じの方もいるかもしれませんが、昨日、東京の砂防会館にて、シンポジウム「10・17 日本解体阻止!! 守るぞ日本!国民総決起集会」(草莽全国地方議員の会など主催)が開かれました。
 なまくらは、残念ながら不参加でしたが、他のブロガー様が画像、動画をUPされてましたので、会場の雰囲気は伝わりました。(coffee様、ありがとうございます)







 それから、今朝の産経新聞(九州・山口特別版)の2面にも記事が載っていました。



 週明けに確認したいと思いますが、恐らく、他紙では載らないでしょう。
 例え100人規模のデモでも左翼系デモなら写真入りで記事にし、保守系のそれは1000人集まろうが、1500人集まろうが、無視を決め込むのが、朝日新聞(人民日報提携紙)、毎日新聞(元祖変態記事新聞)等の基本スタンスですから。

 
 さて、参加人数ですが、記事内では約1400人参加、となっています。
 しかし、会場に入りきれない立ち見客が会場の外に溢れ出ており、更に砂防会館の外にまで溢れ出ていた、との事ですので、恐らくそれ以上参加していたものと推測されます。(集会後のデモでは約2000人、との報告もあり)

 それにしても、凄い人数ですね!



 印象的なのが、日章旗を手にデモに参加している方が多いことです。これは非常に心強い。
 祝日に日章旗を玄関に飾るだけで右翼のレッテルを張られそうな勢いの、今日の日本ですが、凱旋右翼(=在日左翼等の工作員)でもない、これほど多くの一般人が国旗を手に街頭を練り歩く姿に、保守国民の自信と誇り、そして怒りを見た気がします。


 さて、昨日に引き続き、27日にも集会・デモ・請願・署名活動があるようです。
 これは、先日お亡くなりになられた、保守議員の重鎮・中川昭一先生の追悼の意味合いもあるそうです。
 詳しくはこちらまで。

 臨時国会開会冒頭でのこの活動、果たしてどれだけの人が関心を持って見てくれるでしょうか。(例によって、マスゴミはスルーすると思いますが)  


Posted by なまくら at 16:18Comments(0)売国法案

2009年10月17日

多文化共生がもたらしたもの ~オランダの悲劇

 ここやヒダカアヤさんのブログなどを訪れる方は既に御承知のことかと思われますが、公明党(=創価学会)は、今月26日に開かれる臨時国会において、外国人の地方参政権を認める法案を提出してきます。そして、民主党はそれを可決、成立させる腹積もりです。

 外国人参政権は、選挙権を国民固有の権利、とした日本国憲法に違反するのですが、民主の大多数、公明、社民のほぼ全議員、自民の一部議員は、その事実を無視して法案に賛成する可能性が高いのです。(現在でも私学助成や護憲という名の憲法違反がまかり通ってますし)

 外国人参政権や、これに続きそうな人権侵害救済法案(旧与党案名は人権擁護法案:自民党内の議論で危険性が周知され、廃案になった)や移民受入れ法案を推進する連中の言い分は、簡潔に書いて、”多文化共生”というユートピアの実現なのですが、果たして、多文化共生はユートピアなのでしょうか?
 恐らく、移民してくる人達や特別永住者にとってはそうでしょう。けれども、古来よりそこに住んでいる人々(=国民)にとっては…?
 それを示唆する、興味深い動画をYouTubeで見つけました。上記の諸法案を実行に移した国、オランダの現在の様子です。↓
 




 その国の文化やものの考え方とは全く異質の人達を受け入れても、交わることがない、溶け込もうとしないのは、当たり前のことではないでしょうか?
 アメリカや中南米を引き合いに出す人もいますが、あれは現地民を虐殺して更地にした上で、移民が移民のための国を創っているのですから、現地民が近代的な国民国家を創った日本やオランダと同一視してはなりません。(それでも、後から来た黒人やヒスパニック、アジア系との軋轢は絶えないのは周知のとおりです。)
 
 日本で諸法案が成立すれば、30年後にはオランダと同じようになっている可能性が非常に高いのです。
 オランダの場合はイスラム系でしたが、日本の場合は韓国・朝鮮系、そして中国系です。彼らが日本社会に溶け込むか否かは、下記の資料を見ていただければ、一目瞭然です。

 レコードチャイナ

 中道右派なBlog

 (個人的に統計データから割り出そうと思っていましたが、収集力不足で断念しました。警察白書は来日外国人の犯罪件数だけではなく、在日、さらには国籍別、犯罪内容別の犯罪件数と犯罪率も示すべきだと思います。)

 上記によると、在日韓国・朝鮮人の犯罪率は日本人の6倍、在日中国人に至っては8倍という結果となっています。(これは軽犯罪なども含まれているので、もっと重要な殺人などの凶悪犯罪に絞ったデータも見てみたいものです。
 単純に、移民開始後も犯罪率が変わらないと考えると、移民によって在日外国人の人口が増える分、外国人による犯罪も増加するのです。
 しかも、それを糾弾しようとすると人権侵害救済法によって”差別主義者”とレッテルを張られて社会的に抹殺されるし、参政権によって地方が外国人の手先議員に牛耳られ、公安委員を選ぶ権限を有している地方自治体を好き勝手に操り、外国人犯罪の検挙率が著しく低下する恐れもあります。
 
 このようにオランダの事例は、決して遠い異国の出来事として傍観して良い事象ではないのです。この4年間のうちに日本でも諸法案が成立し、わが身のこととして降りかかるのです。

 それにしても、海外視察が御熱心な民主党の諸議員達は、どうして多文化共生の先進地であるオランダの視察に行かないのでしょうか?何か都合の悪いことでもあるの?  


Posted by なまくら at 10:52Comments(0)売国法案

2009年10月14日

事実なら確かに私達とは違うわ、福田さん

 最近のGO!GO!Newsがネタを提供してくれないので、たまには他ブログの秀逸記事を紹介してみることにしました。
 今後、更新の余裕がない時とかに、こういう形でブログ更新をさせていただこうかと思います。

 さて、紹介第一回目となるのは、
まさやん様のブログ「日本が好きなだけなんだよ」より
「百兆円を守った男 福田康夫」



 これが事実なら、福田元首相は立派に務めを果たしたことになるでしょう。
 ネット上ではチンパンジーだの、媚中だの(これは事実だったが)散々な言われようでしたが、アメリカに対しては身を呈して国益を守った元首相は、良くも悪くも、我々とは違う人だったんですね。
 と言うか、みんなの党の渡辺が際立った売国議員に思えてきました。。。  


Posted by なまくら at 23:53Comments(3)自民党

2009年10月14日

それ、マニフェストに載ってませんでしたけど?

 金美齢先生の講演の熱も醒めぬうちに、次の講演(討論)会の御案内をすることになりました。
 
 「ニッポンの支点を考える会」主催のイベント「討論!進行する裏マニフェスト」の第1回です。
 テーマは「外国人地方参政権について」で、ポスターはこんな感じ↓



 はっきり言って怖いです。。。(勿論、それを狙ってのことでしょうが・・・)(ポスターが修正されたようです)

 参加費は無料なので、この機会に民社国(+公明)政権の恐ろしさ、たっぷり御堪能ください。イオンのお化け屋敷よりよっぽど怖い現実を垣間見れますよ~悪魔

 詳しくは、 ニッポンの支点を考える会 のサイトまで

 申込〆切は11月3日(火)です。お早めに!  続きを読む


Posted by なまくら at 00:41Comments(0)売国法案

2009年10月12日

元気のでるお話 ~日本再生への提言3

前回からの続き)

 私は、今回の総選挙結果を、非常に悲しく思っております。
 日本人には「日本精神」があるはずですが、何故か、少しずつ小粒に、軽佻浮薄な人間が増えています。風の吹き具合によって、右に左に流されています。
 戦前の日本は富国強兵でドンドン行け、戦争に負けてから全ての自信を失ってしまい、日本的な価値を否定してしまった。
 確かに、戦前までは色んな問題点がありましたが、戦争に負けて全ての日本的なものを否定するのは大きな間違い。
 物事には一長一短があります。
 さっき言ったように、台湾人が認める日本人のメンタリティは、皆さんの中にDNAに刷り込まれている。それなのに、戦争に負けたからといって、180度変えてしまうのは、非常におかしなモノの考え方なのです。
 つまり、日本人のメンタリティは「黒か白か」という考え方をする。
 黒か白だけじゃないんです。真ん中に色んなものがある。
 小泉の時代、郵政民営化でドッと自民党に風を吹かせたから、今回はドッと民主党に風を吹かせた。
 一方的に風を吹かせることは、全部間違いなのです。
 小泉改革の時に、あの時はまずかったな、と思ったら、二度と同じ間違いを犯してはいけないんです。
同じ間違いを犯さないとは、一方的にメディアの言う事を信じて、メディアの風に吹かされちゃいけない、という事なんです。
 郵政選挙でちょっと与えすぎたかな、と思ったら、もうちょっと冷静に色々考えて一票を投じないといけないのに、またダーと風に吹かれて、この体たらく。
 全て、同じ間違いを犯しているんです。
 戦前の行け行けドンドンも間違いなら、戦後、全て否定した事も間違いなんです。
 全てのものには一長一短があって、「あの時ちょっとやりすぎたな」と思ったら、そのやりすぎを反省して何が駄目か、適度なのか、という事を冷静に考える、この何が適度でバランスをとれるのか、という事がとても下手なのが、日本人のメンタリティなんです。
 間違いです。それではいけない。
 皆さんにとって一番大切な事は何か。
 日本という国が安定すること、日本という国をどういう国にするか、ということを皆が真剣に考えることなんです。
 軽佻浮薄なスローガン、キャッチフレーズに左右される事じゃない。
 確かに、1人ひとりにとっては、“生活が大事”です。けれども、この宮崎県が繁栄しないと、皆さんの生活に必ず響きます。
 日本が安定して繁栄していないと、宮崎県に必ず影響があります。
 全部繋がっているんです。
 皆さんにとって大切なのは、個人の生活であり、家族であり、所属している地域や組織であり、そして、国なんです。それを忘れちゃいけない。
 日本という国が安定して、平和で、豊かでなければ、自分だけ豊かになれることは決して無いんです。
 ですから、“生活が第一”結構ですけれども、それは日本あっての話で、日本が世界の国々の中できちんと評価されることが、前提としてあるんです。
 今回の総選挙では、国家観ということに重きを置かれませんでした。
 外交や安全保障、国家観が票にならない。
 票になったのは何ですか?自転車に乗って走り回っていりゃ良い、新人なら良い、民主党なら良い、美人ならもっと良い、この幾つかのカードが強きを成した総選挙だった、と私は思っております。
 真剣に選挙するっていうのはどういう事なの?自分の一票がどれだけ大切か、という事をもっと真剣に考えてほしい。
 この一票が日本を支えたり創ったりする。
 日本が世界で重きを成し、評価されなければ、私の生活にも響くんだ、ということまでが一本線であるという事を認識しなくちゃいけない。
 MADE IN JAPAN に回帰する、というのは、そういう事なんです。
 食べるものや着るものや家電だけじゃない。目に見えないもの、台湾人が「日本精神」と呼ぶものを取り戻して、自分の国を愛して、自分の国に自信を持って、自分の国に誇りを持てば、それだけで日本は立ち直ります
 半数以上の人が、日本は素晴らしい国だ、日本に生まれた事は非常にラッキーだ、日本に生まれ、生活出来る事がどれだけ素晴らしい事かを自分が噛みしめて、次の世代に伝えていく。
 日本に生まれて良かったね、家族や自分の所属する組織や県、日本を大切にしましょうね。

 それでは、何が自分にできるのか、どうすれば、この恵まれたものを少々お返しできるのか。
 私は、日本に来て50年になります。今年旬の後期高齢者です。
 私は後期高齢者医療制度がバッシングを受けた時、常に擁護側に回りました。
 「年寄りに死ね、というのか」
という人がいました。
 私は、その人は少々矜持が足りないと思いました。
 皆で支えなければならない医療制度、ならば、できる範囲内で支えようじゃないか。
 民主党がそれを廃止すると言っています。
 そうすれば、私の医療保険はウンと安くなります。
 子供手当で1人2万6千円だすそうです。
 私には孫が5人います。ウェルカム、でしょう。お金の事だけを考えれば、ウェルカム、でしょう。
 でも人間、そうばかり言っていられないでしょう。
 日本全体として、医療保険制度が健全に運営され、日本が国際社会できっちり競争力を持って、まあ、世界第2位からは後退するかもしれないけれど、今のように飢え死にすることも無く、ホームレスでも家電製品がいっぱいある家があって、いざとなったら生活保護も受けられる国、こんな福祉制度が行き渡って優しい国、世界中探してもそんなにありません。
 誰も飢え死にしていない。ホームレスは皆メタボだ、て言います。
 3年くらい前、東京に大きな台風が来て川の中州に家を建てていたホームレスが取り残され、ヘリで救助されていました。
 ワイドショーのレポーターが
「あれだけ警告されていたのに、どうして避難しなかったんですか?」
「大丈夫だと思っていました」
 その時思ったのが、こんなに能天気で危機管理が全くなされていないから、ホームレスをやっているのかな、これが感想。
 それから、水が引いてレポーターを家に案内した時見たのが、私の家のテレビより立派なテレビ。流石に暫くしてからテレビを買い換えました。
 ホームレスでさえ、こんな優雅な生活をしている、そしていざとなったら国が助けてくれる。これは決して悪いことではありません。
 しかし、ホームレスだ、派遣切りだ、と皆可哀想、可哀想というけれども、この人達がどういう人生を歩んできてきたか、は今一つ知らされない。知らされないから教訓にならないんです。
 派遣切りとかになったからには、何らかの手助けがいるでしょうが、ただただ可哀想、可哀想と言っているだけではなく、どうしてそういう目に遭ったのか、をはっきりさせなければ、本人の再生にも教訓にもならないし、若い人達に何の教訓にもならないんです。
 それが、メディアの軽佻浮薄なところです。
 その軽佻浮薄なメディアに流されて、自分の大切なたいせつな一票をいいかげんに投じていては、日本は国際的な地位を保てない、というのが、私の心配です。
 日本は所詮、資源が豊かな国ではありません。人が財産です。
 1人ひとりの日本人が真面目に働き、自分ができる範囲で貢献する、そのことで成り立ったのが、今までの日本なんです。
 今までの日本はG7として遇されていましたが、先日のG20で鳩山総理は韓国大統領の後ろに立っていました。
 それだけ、国際社会での地位が低下しています。
 当たり前です。日本人一人ひとりが国を大切にし、自信と誇りを持って国を支えなければ、その国が衰退するのは当たり前です。
 日本が衰退して良いわけはありません。日本はいっぱい良いものを持っています。これをさらに磨き、皆で MADE IN JAPAN に回帰して、日本を盛り上げていく、1人ひとりの責任なんです。皆が力を出し合う事でしか、日本は再生できません。
 人のせいにしない、まずは自分から始めましょう。できる範囲内で始めましょう。できる範囲内で MADE IN JAPAN に回帰しましょう
 これが、私が皆さんにお願いしたいことです。
 私はもう少し生きていたい、もう少し日本で楽しい生活を送りたい。日本が衰退して良いわけはありません。
 台湾のためにも、日本のためにも、日本がしっかりと国際社会で評価される国であってほしい、と願っております。
 御清聴ありがとうございました。


(以上、書き起こし終了。ヒダカアヤさん、ありがとうございました!!)

 講演終了後、拍手喝さいを浴びる中、金先生はファンを名乗る若者からお土産を貰っていました。
 そして、壇上に掲げられた国旗(日の丸)に向かって一礼(どこぞの内閣閣僚とは大違いですね)、退場しました。

 さて、なまくらはHIKARUさん、ヒダカアヤさんと合流し、裏口で金先生を出待ちしました。ワーイ
 待つこと数分、金先生が登場、ちゃっかり写真に収まっていただきました。


(顔見せの承諾を得ていない人はカットしています。御了承を)

 今回の講演は、非常に有意義だったと思います。
 台湾の人(現在は帰化されていますが)の方が、よっぽど日本人の可能性を信じ、日本人以上に日本人らしいのは、皮肉なことです。
 私達も、日本という素晴らしい、比類なき国の国民であることに誇りを持ち、それに恥じない生き方をしていこうと思います。  


Posted by なまくら at 19:33Comments(0)

2009年10月07日

故人を冒涜するTBS

 中川氏の逝去に伴い、ネット上の某所で、このような展開になっております。

(以下、転載)

今回の件でこういう事が起きたらしいが。。。

" target="_blank">【青木裕子許さない!】


どうせTBSなんか繋がらんのんじゃけぇ

全員、ありとあらゆる力を持って、スポンサーに明日以降一斉電凸(※電話での抗議:筆者注)開始せよ!!!


中川昭一は確かに気の毒だけど、あそこまでの発言がマジなら人間としても許してはおけん

スポンサーを明日以降に各地方局から調査(日曜の為電話がつながらない事もありうるから)して、徹底的に番組ごとぶっ潰そうぜ!!!

サンジャポのスポンサー一覧らしい

(destinさん提供)

スポンサーを見た限りこれだけありました。
すいません、URLはまだ調べ切れてないです。

サンデー・ジャポンスポンサー(http://www7.atwiki.jp/tvsponsor/pages/18.html)
TBS
 コジマ
 https://www.kojima.net/information/kojimaclubinfo/mail03.htm
 ZURICH
 http://www.zurich.co.jp/aboutus/contactus/index.html
 SANKYO
 http://www.sankyo-fever.co.jp/company/company_2_2.html

HBC
 株式会社日江金属
 https://secure.vanguard.ne.jp/mycascade/form2.html
IBC/アイシン・コムクルーズ、株式会社盛岡開発センター
TBC/パチンコひまわり、ヨドバシカメラ
SBC/博善社、北信土建、アサヒグループ
TUT/ユニゾーン
MRO/北陸通信工業、金沢エンジニアリングシステムズ、富商不動産
SBS/SBSマイホームセンター、JA共済
CBC/トーエネック
MBS/プリントパック、SANKYO
RSK/三井のリハウス
RCC/信和不動産
tys/まるき(ショッピングセンター)、周南リハビリテーション病院
ITV/フジ(ショッピングセンター)、そうじや美美


どんどん出てきますな。

既に皆分かっていると思うが、


電凸の際には、あくまで「番組の内容が酷過ぎる」という点と、「(各スポンサーの社会貢献を持ちあげた上で)、企業の社会的良識を持って、放送局に強く訴えて欲しい」という点を強調して下さい。

敵はスポンサーではなく、TBSと番組なのですから。
企業をこちら側に付けなければ、強大な敵の息の根を止める事は出来ません。

深夜さんも言っているように、落ち着いて行動して下さい。

(以上、引用終わり)

 色々騒がれるのは、故人として不本意かもしれませんが、なまくらもこの一件は非常に立腹しております。本当に、公人として、人間として許せないと思いますので、拡散します。  


Posted by なまくら at 11:44Comments(0)マスコミ

2009年10月07日

元気のでるお話 ~日本再生への提言2

 さて、金美齢さんの講演会の書き起こしを再開しますが、一部間違いや漏れがあったので、少し巻きもどしてからリスタートしますね。

(以下、講演内容その2)

 これは、今皆さんに話している事に通じるんです。日本人にとって、日本を再び世界で通用する国にするためには、どうすべきか、ということに。
 それは、日本人がまず、自分の国を信じること、自分の国に何ができるのか、ということから始めることである。そしてまずは、自国の製品を支えるのが基本だ、と考え、実行してほしい。
 非正規雇用等の問題に関して、国が救済してくれる、と考えるのは、大きな間違いです。
 救済するためには仕事を増やさないといけない、仕事を増やすためには皆で日本製のモノを支える、ということです。それをしないと、永遠にこの悪循環は治らない。
 1人ひとりが、1つでも多くの日本製品を買う事によって仕事が増えるんだ、という意識を生活の基本にしてもらいたいのです
 亀井氏が、モラトリアム法で中小企業の融資返済を3年間猶予する、とか言ってますが、そもそも仕事がないと3年待とうが5年待とうが、仕事がなければ駄目なものはダメ、日本の製品を買う人がいないと駄目なんです。
 日本人がそれを意識して、1個ずつでも何か日本製品を買うことで1億2000万のモノが売れるんです。
 100円ショップで意味の無いモノを買って結局ゴミにするより、高くても良いモノを1個でも買う、そういう姿勢を期待しています。
 私には買い物好きの息子がいまして、東京から名古屋に出向する際、
「地方に出かけて消費する、ということをすると良いよ」
と言いました。
 ある日、名古屋の息子の家に行ったら、実に素敵な漆塗りのカップが置いてある。どうしたのか、と聞くと輪島で買った、というのです。
 これは受注生産で、今、どういう工程です、というのを逐一お知らせしてくれ、完成したらわざわざ名古屋まで届けに来てくれた、という一品です。
 で、いくらしたのか、と聞くと、1万5千円と。
「そんなにするもの、よく買ったわね」
と言うと、
「だって、母ちゃんが地方で消費しろ、て」
今、このセリフが、彼の錦の御旗なんです。
でも、これってとっても大切な事なんです。1人ひとりが、少しでも地方に行って消費をすることで、地方のモノが売れ、栄えるようになる、と私は思っていますので、それを説いて回っているんです。
 で、目に見えるモノ、このカップにしろ、一生モノなんです。いつも使うモノは1つなんだから、本当に良いモノを買って大切に使ってほしい。そうすれば、日本の伝統工芸品とか、大切に大切に育ててきた農産品は守られます。
 けど、何千円ものマンゴーはやはり、高いですね。私は600円の台湾産マンゴーにしときます。
 私は、日本の農産品は世界一のものがいっぱいあると思います。
 創意工夫と献身が、実に素晴らしい。
 米も牛肉も世界一です。値段も世界一ですけど。
 私は日本で生活しているから、日本の農産品を食べることができるのは、最大の幸せだとおもいます。
 そして、日本の海のものも世界一。南北に細長い国土だから、色んな種類の魚が獲れます。
 日本の自然は非常に恵まれています。
 まず、その位置が良い。北海道が寒い、といっても、シベリアのように凍土にはならず、沖縄が暑い、といっても、涼しい季節もあります。
 海に囲まれていて、色んな海の幸に恵まれている。
 そして、日本人が大切にしてきた緑。日本人のメンタリティ、美徳、倫理観によって守られてきた緑の豊かさ。これは、日本人が大切にしてきた結果なのです。
 日本の位置は天与の好条件ですが、その環境の中で日本人が大切にして創り上げた緑は、理解していない日本人が多いが、実に素晴らしい。
 そして豊かで清浄な水。これは世界一の長寿の秘訣です。
 日本が世界一の長寿国家である基本は何ぞや。
 それは豊かで美しい自然、美しい生活環境、それに医療レベルの高さ、国民皆保険、衛生水準の高さ、 MADE IN JAPAN の食べ物が実に健康的であるということ。

 世界一の長寿国家という面一つとっても、日本はこれだけ良い部分があるのに、それを言わないのはどういうことか。
 日本はこんなに悪い国だ、と言う。あれもこれも悪い、と言う。
後期高齢者医療制度、メディアや与党、当時の野党が寄ってたかって批判しました。
 これは大いなる間違いなんです。
 統計上、75歳以上の医療費は4倍かかるそうです。それに対して何らかの手当てをしないと、国民皆保険制度は潰れるんです。国民皆保険制度は大切に守らないといけないんです。
オバマ大統領は、アメリカに皆保険制度を導入しようとなさってますが、大変苦労しております。台湾は十数年前にやっと皆保険制度ができた。
こういう諸々の良いものは大切にし、次世代に引き継がないといけない。そのためには、どれだけ良いものであるか、認識しないといけない。

 さきほど緑の話をしましたが、伊勢神宮では20年毎の式年遷宮を自前の木でできるよう、80年前から森を造っているそうです。聞くと、120年後には、全部自前の木で式年遷宮ができるようになるそうです。
 簡単に言っていますが、これは凄いことなんです。120年後、国がある、ということを当たり前と思っている、思う事ができる、国が存続すると確信していないと言えない事なんですよ。(※台湾は、事実上の建国以来、ずっと中国共産党の侵略に怯えています。その他、国家消滅の悲哀を経験した民族は世界いたるところにいます。)

 豊かな緑、豊かなで清らかな水、これだけで、この国土の素晴らしさ、基本が分かるんです。その上、多くの日本人が創意工夫をして努力して色んな仕事をしている。
 この立派なメンタリティ、代々受け継いできた倫理観、美徳、日本人は少しずつ忘れています
 しかし、実は1895~1945年の50年間、日本が台湾を統治していた時代に日本人が台湾に遺していった目に見えるモノ、目に見えないモノ、これらを台湾人が評価して、「日本精神(リップンチェンシン)」という言葉を創りました。
 何故、そのような言葉を創ったかというと、戦後、蒋介石の国民党が入ってきたからです。
 蒋介石に比べると、かつて統治してきた日本の方が、よっぽど素晴らしかった、ということがわかったんです。
 人間は愚かなもので、比べてみないと分からない。日本支配下では、私達は2等国民としての扱いを受けました。反感も当然あった。
 しかし、日本人が去り、中国人が入ってきて初めて分かったのが、当事者として入ってきた日本人の方が、よっぽど台湾に数々のものを遺していってくれた、という事でした。
 そこで台湾人が気付いた価値観が2つ。中国式と日本式、2つの価値観。
 1つは腐敗、汚職、縁故主義、嘘吐きなど。
 1つは正直、向上心、信用、公を尊ぶ。
 そういう対立する価値観を、台湾人は歴史の中で味わったんです。
 さっきから私が言っている、 MADE IN JAPAN に回帰せよ、の見えない部分が、「日本精神」なんです。

 つまり、台湾に日本が遺していったものは何ぞや。
 目に見えるモノはダム、鉄道、医療機関、生産施設などのインフラ、そして島の隅々まで遺された学校です。
先ほど言いました、台湾の医療レベルが高いのは、あの50年間に日本人が台湾に医学校をつくったからです。
 目に見えないモノ、それはそこで働いていた日本人の姿勢なんです。
 その人達が、どういう姿勢で、どういう志で、どういう働きをしたか。
 勿論、人間ですから、威張りくさったのや、役立たずもいたでしょう。
 でも、大多数は真面目だった。
 だから戦後、中国人が入ってきて、台湾人は身に染みて、あの50年間に日本人が遺していった、特に生き方、働き方、仕事に対する献身的な部分、全部ひっくるめて言ったのが「日本精神」という言葉です。
 「あの人は日本精神よ」「この会社は日本精神よ」と言うと、絶対に信用できるんです。
 台湾では MADE IN TAIWAN に対する絶大な信頼があります。
 例えば、久光製薬の人に聞いた話ですが、久光製薬は昔、台湾に工場があったが、撤退して、日本からの輸出に切り替えたそうです。
 何故か、と聞いたら、台湾人は MADE IN TAIWAN のサロンパスは買わずに、 MADE IN JAPAN ばかり選ぶから、現地工場で作っても意味がないから、だそうです。
 これが MADE IN JAPAN の力なんです。それは絶対的な信用の証なのです。
自ら、その信用を落としてはいけないし、この信用を支えるのは、皆さんの責任なんです。
台湾人が日本に来た時の一番のお土産は、日本の医薬品だそうです。
 ほとんど刷り込みですが、それは何かというと、50年間ずっと続いてきた日本と台湾の関係の中ででてきた「日本精神」という言葉なのです。
 だから、皆さん自身が MADE IN JAPAN を大切にして、世界の信用を維持しなければならないし、そうすることができれば、間違いなく日本再生ができます
 再生させるのは1人ひとりの日本人なんです。政治家だけでも官僚だけでもない。
 皆がどういう基本にたって、どういう風に考え、どういう風に行動するか、ということなんです。
  


Posted by なまくら at 05:10Comments(0)

2009年10月04日

訃報 ~中川昭一さん逝く

 今夜は講演会の書き起こしをする予定でしたが、緊急的に中止します。
 突然の訃報でした。

 中川昭一元財務相(56)が4日朝、東京都世田谷区下馬の自宅のベッドで死亡しているのが見つかった。警視庁世田谷署によると、目立った外傷はなく、これまでに遺書は見つかっていない。同署は死因などを調べている。

 同署によると、中川氏が同日朝、起きてこなかったことから、妻が2階寝室に様子を見に行ったところ、ベッドの上でうつぶせになり、ぐったりしている中川氏を発見。同日午前8時20分ごろに119番通報した。救急隊が到着したときにはすでに死亡しており、病院には搬送されなかった。

 室内に荒らされたような形跡はなく、中川氏は寝間着姿だった。妻が3日午後9時すぎにベッドで寝ている中川氏を見た際には呼吸をしていた。

 中川氏は妻と息子、娘の4人暮らし。当時、息子と娘は外出していた。


(引用:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/091004/crm0910042121027-n1.htm
 
 最初、このニュースを見た時、正直意味が分かりませんでした。今やっと、頭が理解しつつあるところです。
 氏は、国を思う政治家、真の保守政治家として、多くを期待できる存在でした。
 拉致問題について、早くから取り組んできた政治家の1人でした。
 リーマンショック以降の世界同時恐慌に際し、IMFを通じた”人類史上最大の貢献”を行いました。
 G20では先頭切ってバイアメリカン条項を批判し、自由貿易と世界経済を守ろうと努力なさいました。
 残念ながらマスゴミの毒牙にかかり、閣僚辞任に追い込まれ、先の衆院選でも無念の涙をのみましたが、再起をかけ、奮闘している、と伺っていた次第でした。
 その矢先の突然の悲劇に、言葉を失いました。

 個人的なことながら、なまくらは中川氏に倣い、氏が国政に復帰するまで、酒を断っておりました。
 しかし、今日の訃報を受け、8月の禁酒宣言以来、初めて酒を、弔いの酒を飲みました。
 しかし、今宵の酒はいくら飲んでも、酔いが回ることがありませんでした。

 しかし、悲しんでばかりもいられません。
 我々は巨星を失いましたが、保守の灯火はまだ消えておりません。
 いつの日か、国民が目覚め、真に国の歴史、文化を大切にする政権が誕生するその日まで、我々保守は闘い続けます。
 その決意を新たにしつつ、ちょぴり塩味のきいた酒を喉に流し込みました。

 中川先生、今まで国のために御尽力くださり、本当にありがとうございました。慎んでご冥福をお祈り申し上げます。
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Posted by なまくら at 23:15Comments(0)

2009年10月04日

元気のでるお話 ~日本再生への提言1

 昨日告知したように、金美齢さんの講演会「日本再生への提言」に行ってきました。
 会場の小林市文化会館は1階席がほぼ満席状態で、金美齢さんの登壇を、今か今か、と待ち望んでいました。
 また、この講演会を教えてくれたヒダカアヤさんとHIKARUさんは、最前列に陣取ってました。(流石!)
 開演は16時、商工会長の挨拶が終わると、金美齢さんが登場しました。
 なまくらは残念ながらビデオカメラもICレコーダーも持っていないので、手書きメモを基に、書き起こしにチャレンジします!(講演を聞いた方、間違っていたら、指摘してください。)

(以下、要約)

 今日お話しする、“日本再生の鍵”を握るのは、いかにして MADE IN JAPAN に回帰するか、という事、これに尽きます。
これは、目に見えるモノだけではなく、目に見えないものも含みます。

 リーマンショック以降、日本は独り負けの状態です。
 株価は短期の変動はありますが、年間を通じて見た場合、通常、前年よりも上がるものです。主要先進国でも台湾でも、若干ですが上がっています。
 日本だけが下がっているのです。
 その理由は、日本人が自信を失っているからです。
 それは、自分達の国に対して何をすべきであるか、考えていないからです。
 自分達の国を信じ、誇りを持ち、日本に回帰するという事をしないからです。

 一昨年、TVの街頭インタビューで、「誰が日本の首相にふさわしいか」という質問をしておりました。その中で、まあ、地べたに座り込んでいた女の子達が答えたのが、
「ほら、あれあれ、あのマンゴーの人」↓

 愕然としました。
 別に、東国原知事がどうこう、というわけではありません。
 マンゴー以外にも工業製品など、目に見えるモノは通常、 MADE IN JAPAN と言いますが、私は目に見えないモノも含めたい。その目に見えないモノは、地べたに座り込んでいた女の子達のレベルなんです。
 多くの有権者が、その日のTVのバラエティ番組に出てきた情報で、一票を投じている、それが、今の日本の最も大きい問題点なんです。
 
 ならば、私の言いたい目に見えない MADE IN JAPAN とは何でしょうか。
 それは、日本人が先祖代々培ってきた倫理観や美徳などといったものです。
 昭和20年、日本は戦争に負けて、それらを否定してしまいました。
 全てのシステムや価値観には、必ずプラスとマイナスがあります。にも関わらず、日本は戦前の、そういったものを全て否定しました。
 確かに、戦前の日本には、輝かしい部分も、行きすぎの部分もありました。
 けれども、それはどの国にも言えることなのです。特に歴史が長い国ほど、光の部分と陰の部分があります
 1973年、私はアメリカにいましたが、その年、アメリカはノーベル賞を、平和賞以外、全て取ったのです。
 当時の大統領は、「アメリカの輝かしい成果だ」と語り、一部の人達は「国は関係ない、個人の成果だ」と語りました。
 けれども、ノーベル賞は1人で取れるものではありません。その大学に投じられる資金、優秀なスタッフ、アカデミックな環境・・・それらにより培われた土壌があってこその成果なのです。
 つまり、これはアメリカの国力の成果なのです。多くの人達が、アメリカを支え、成し得た成果なのです。
 国全体の力、それはとても大切なことであると同時に、それを支える国民の献身とか愛国心とかがあればあるほど、国は栄える、ということです。
 一方、日本人は日本を全く支えていません。
 日本製のモノは高いから、と、中国製のモノばかり買う。企業は国内で作っても売れないから、コストを削減するべく、どんどん賃金の安い国に移転してしまう。従業員は失業したり収入が減ったりして、ますます日本製のモノを買わなくなる。
 これでは労働コストの悪循環です。
 だからこそ、日本人は、もっと日本製のモノを買うべきです。
 私は、徹底してチャイナフリーです。家電製品も服も、学校(※金氏はJET日本語学校を設立、現在は理事長をしておられます)も中国人お断りです。
 20年前、学校を開校した時、中国人の留学生が大挙して押しかけ、こんなに簡単に人が集まるのか、楽勝だ、と思いました。
 しかし、暫くすると、学生達はいなくなりました。皆出稼ぎで日本に来ているから、帰っちゃったんです。
 そして、寮から備品が全て消え去りました。壁にかけてあった時計まで無くなったんです。苦学生の為に、と作った1食300円の食堂はほとんど利用されず、閉鎖しましたが、皿どころか大きな中華鍋まで盗られる始末でした。寮のシャワーは使い方が分からず、出しっ放し。20年前の話ですよ。
 そんなことがあり、私は中国人の受け入れをやめました。当然、人は集まらず、苦労しました。けれども私はスタッフの給料は極力下げず、自身の給料を下げながら耐え忍び、集める学生の質を高める努力をしました。今ではかなり質の高い教育が出来る学校にすることができたのです。
 
(続く)  続きを読む


Posted by なまくら at 09:33Comments(2)

2009年10月03日

告知

 今日は、小林市で金美齢さんの講演会があります。

 なまくらも、聞きに行ってきます。だって、こんな大物が来県するなんて、滅多にあることじゃないですからね。
 参加は無料ですが、整理券が必要なのだそうで・・・まだ手に入るかどうかは、小林商工会議所に問い合わせてみてください。  


Posted by なまくら at 02:15Comments(0)

2009年10月03日

1国依存体質の危うさ  ~グローバリズムと雇用 1

 水曜日は、労働条件に関するニュースでした。


パートなど非正規雇用者、4割が正社員並み労働 厚労省調べ

 派遣労働者や契約社員、パートなど「非正規雇用者」の約4割が正社員並みの仕事をしていることが30日、厚生労働省が初めて実施した実態調査で分かった。一方、非正規雇用者の8割は「年収300万円以下」と回答。企業が非正規雇用者を正社員の代替として低賃金で活用している現状が浮かび上がった。

 調査は今年7月に実施。全国の15歳以上の非正規雇用者5000人にインターネット上で実施する個人調査と、無作為に抽出した事業所1万298カ所にアンケートを送る事業所調査を行った。事業所調査は6231カ所から回答を得た(有効回答率60.5%)。

 事業所調査によると、全事業所の35.9%で非正規雇用者がおり、これら事業所の従業員のうち22.2%が非正規雇用者だった。事業所が非正規雇用者を雇う理由は、38.9%が「業務量の変化に対応するため」、37.7%が「人件費を低く抑えるため」で、非正規雇用者の低賃金と不安定な立場を示した。

(引用元:日経ネット http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090930AT1G3000K30092009.html

武坊
 まあ、今更データを見ないまでも、年末の派遣村なんてニュースを山ほど見ましたわ。
 で、リーマンショック以降は、自動車生産ラインで働いてた人達が何千人規模でクビ切られたとか、バンバンでましたわねえ。

 ま、国内のこの話は片隅に置いといて、多国籍企業、色んな国に跨って商売をしている大きな企業の事なんですけれども、日本も自動車会社を始め、色々ありますわ。
 有名なブランドでも、裏見たらメイドインモロッコ、チャイナどころか、最近はインドネシア、タイ、色んな所で作ってるでしょ?
 だから、一国の国内ならば、その国の政府の責任で、環境の規制をかけたりとか、労働条件の法律を敷いたりして、その一企業を規制できるんだけれども、多国籍企業になると、労働力の安い所安い所にどんどん生産拠点を移すわけですよ。
 となると、今、タイで作っているとしますよ。タイで作ってて、もう少しモロッコの方が安いよ、じゃあ、モロッコに生産拠点を移そうか。しかもモロッコは環境の法律とかができていなかったりするじゃない。そうすると、設備投資も安く済むでしょ。「なら良いな」という事で行っちゃうわけですよ。
 そうやって転々としていくんですね。
 地球と一つの国と考えた時に、それぞれの地方に転々としてしまって、それぞれの地方が安い賃金合戦になっちゃうわけですよ。
 で、12,14歳の児童を働かせちゃったり、「ああ野麦峠」のような状態が生まれているわけですよね。
 だからこそ多国籍企業ってのは、利ざやで儲かるんでしょうけれども・・・
 こういう風に市場主義経済だから、安い賃金を求めて行くってのは経営者として、当たり前に考えますわ。

 で、日本が全員、正社員にしていた時期もあったですわね。契約社員ってのは、手に職のある、言ってみれば、別にここを切られても、引く手数多、て人達じゃないと、契約社員は作っちゃいけなかったけれども、そんな事をしていたら、日本に生産拠点がどんどんなくなって、工場が海外に持ち出されてしまう、そうなると国内産業が空洞化してしまうので、ていう理由もあって、規制緩和しましょう、という事になったんですよね。小泉内閣の時に。
 で、改正派遣法ということで、派遣、契約社員に対しグンとハードルを低くしちゃったですよね。普通の工場のラインで働く人、事務員、店員、ほぼ全職種に関して派遣、契約OK、ていう風にしてしまった。
 だから、管理職の方大変だと思います。正社員と派遣社員、契約社員を束ねなきゃいけない。
 「いいか、このGO!GO!デパートの10年後はな」
なんて言ったって、来年いない人が半分以上だから、こりゃなかなか士気を高められない。
 で、そんなこんなで規制緩和したもんだから、ある程度日本人を使いながら国内企業はここで生産拠点を持ったりとかしているわけですよね。
 で、今回不景気でドーンと落ちたもんだから、じゃあどっから切ろうか、つったら、こんな風に派遣社員、契約社員ってとこから切るのは当然の仕組み。
 しかもちゃんと法律が改正されているので、よく流行りの言葉で言えばコンプライアンスには触れないわけですよ。
で、法律ってのは水モノですから、その時々国会で改正したり、新しく立ち上げたりしたら、法律違反にはならないですよ。10年前は違反行為だけれども、今は違反じゃないわけですよ。
じゃあ、この法律はどういう人が望んで作ったんですか、って言えば財界が、当時の自民党に、「こんなんじゃ、産業は空洞化するよ、国外にみんな持って行っちゃうよ、国際競争力に負けるからハードル下げた方が良いよ」「そうやね」って、一理あるんですよ?あるけど、国はある程度お金持ちになったかも知れないけれど、国民は皆くたびれちゃったっていう・・・

 で、こんな状況下、CSRって言葉が出てきましたわな。要するに、企業の社会的責任感、ていうような訳が付いてますけど、これを率先して皆でやっていこう、と言ってますけど、日本の場合、このCSRとコンプライアンスってのが同列にある、てのがおかしいですよね。
 だってこれ、分かりやすく言うと、ある大人に向かって
「君の社会人としての役目は何だ」
「はい、犯罪を犯さない事です」
て言ってるようなもんやろ?それは当たり前やろ?
 そうじゃなくて、君は社会にどういう風に役に立とうとしてるの?て言ってるのに、そんな次元の低いところで満足してんのか、て思いません?
 でも今、企業はCSRを口にする時って、例えば不祥事が起きた時の謝罪会見なんかで言う言葉は
「企業の社会的責任を自覚して二度とこのような不祥事が起きないように車内にコンプライアンスを徹底いたします」
て言うんやろ?
 コンプライアンスってのは、最低限、人間として当たり前の事で、それに、いかに上積みできるかがCSRなわけやろ。そんな程度でCSRって言っちゃいけないよ、と思うんですね。
 だからね、今、一生懸命CSRっていうところがこんな労働条件とか環境のことだとかひっくるめて、もうちょっとプラスアルファのことを積み上げていかないと、国際的に恥をかくと思うんです。
 それは何でか、と言うと、アメリカ企業が元々、そういうのは酷かったんだけれども、最近はNPOとかの動きがあって、あの、こういう本があります。
「Shopping For The Better World」
これはどういう事かと言うと、
「この品物は、こういう企業が売っている商品です」
要は、ムーディーズっていう格付け企業があるでしょ?あれは言ってみれば、財務状態だけでしょ?
 でも、ムーディーズで格付けが上だから、て、中身を見れば非常に過激な労働条件だったりすることもあるじゃないですか。
 そうじゃなくて、あなた達が買っている商品はこんな酷い会社なんだ、こんな素晴らしい会社なんだ、というのをひとつの本にまとめたのがアメリカで発売されて、100万部以上売れたらしいんですよ。
 で、少々高くても、この企業は環境にも優しくて、社員にも優しい、だから少々高くてもしょうがないよね、て消費者の消費動向が、これで結構変わったらしいのよね。
 そういう流れに今、ありますから、やっぱりそういうところをもっと重点的にやらなきゃいかんな、と思いますね。
(以上、書き起こし終わり)


 ポイントが散漫としていて、結局何が言いたかったのかがよく分からないコメントでしたが、要点は3つですかね。
 1つ目は多国籍企業が低賃金の国に拠点を移して利ざやを稼いでいる批判。
 2つ目はそういうグローバル化に対応するために行った改正派遣法によって、国民が疲弊してしまったという経団連と小泉内閣の批判。
 3つ目が、そのグローバリゼーションの根源たるアメリカで、環境や社員に優しい企業を紹介した1冊の本が出され、消費動向が変化しつつある、ということ。

 1つ目に関しては、確かに利ざやを稼いでいる、と批判されても仕方ない部分がありますよね。
 例えば山形屋にも入っているコーチ、よく見るとほとんどがメイドinチャイナのくせに、(なまくら的金銭感覚で)ベラぼうに高いモノを売ってますよね。何年か前にはバーバリーも生産拠点を中国に移すとかいう話をしていたし、ブランド靴なんかほとんどが中国製かベトナム製です。
 中国の人件費が日本の十分の一とか言いますが、中国産ブランド靴が国内産の靴の十分の一の値段で売られることは、まずありませんよね。
 結局ブランド料でボロ儲けの状態です。
 なまくらはここ数年、チャイナフリーを消費スタイルに掲げていますが、その理由として、チベットやウイグル問題の他に、ブランド料でボロ儲けする企業への反発があります。
 また、ある種類の商品が特定の国で生産されたモノばかりに偏る事に対する警戒感もあります。
 具体的に、靴や衣料品は9割が中国製と言われていますが、ある日突然、中国が輸出商品に高率の税金をかけ始めたら、どうなるでしょう。
 割り箸がそうでした。一昔前は、「割り箸は森を破壊する」、「いや、間伐材を利用しているから、むしろ資源の有効利用だ」などと議論が交わされていましたが、今や国内で消費される割り箸の9割以上が中国の森林を伐採し、生産されているそうです。
 そんなある日、中国は環境保護を名目に、突然割り箸の値段を上げてきました
 圧倒的な安さを誇る中国製の割り箸に長年押され続け、国内の製造拠点がほぼ壊滅してしまった日本はなすすべがありませんでした。唯々諾々と、中国のいう値段で買わされたのです。
 このままでは、日本のアパレル工場は軒並み閉鎖され、あとは割り箸の悪夢が再現されるのみになります。
 衣料品だけならともかく、これが食料品だったら、国内がパニックに陥るのは確実です。
 だから、なまくらは過度に1国に依存するのは危険だと考えているのです。

 小中高の社会科の教科書に必ず出てきたフレーズが、原油のほとんどを中東に依存する日本のエネルギー事情の危うさでした。
 衣料品や割り箸、雑貨など、原油に比べれば大した問題ではない、と高を括っていたら、大変な目に遭う事態が、すぐそこまで迫っているかもしれませんよ。
(続く)  


Posted by なまくら at 02:10Comments(0)